2001年11月5日
BBCラジオ
中国は長い間、国内でも混乱を極めている地区の制御に苦しんでいる。北京サイドが懸念しているのは、主にイスラム教の新疆ウイグル自治区において、イスラム系分離主義者らが、隣接するアフガニスタンのオサマ・ビン・ラディンによって触発を受けることだ。
別件ではあるが、チベットは北京が支配するのに極めて難しい領土であることを証明してきている。中国政府の最近の試みとして、チベット地域の開発と発展という大規模なプロジェクトがある。今年初め、そのプロジェクトの一環として、チベットの首都ラサと中国を結ぶ、1000キロにも及ぶ鉄道の建設が開始された。
政府によると、チベット計画は純粋に経済上のものであるということである。しかしこの計画は中国人の大規模なチベット移住を導き、チベット文化の終焉を招くものと反対者は語る。我が特派員ウィンフィールド・ヘイズは青海省地方を旅し、その脅威を目にした。