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世界遺産の紫禁城とポタラ宮の保全について ユネスコ 中国に警告


(2004年7月6日 AFP)

7月6日、ユネスコは、有名な北京の紫禁城とチベットのポタラ宮が一層の保護策が必要であると中国に警告したこと、またこれらを危機遺産リストに含めるべきかどうかについて再検査する計画であることを発表した。

中国東部の蘇州で開催されたユネスコ会議では、他にも昨年世界遺産入りした雲南保護地区の「三江併流群」も検査が必要であるとされた。「ユネスコ世界遺産委員会は、怒江流域の13に及ぶダム建設プロジェクトとそれらが及ぼす環境への影響を憂慮している」と中国側の国連担当職員ジン・シェン氏は述べた。

中国王朝の中心だった北京の紫禁城は1987年に「明・清朝の皇居郡」として世界遺産に登録されたが、隣接区域ではビル建設が進み、紫禁城の完成された美しさが脅かされている。付近の胡同(横町)の取り壊しも憂慮の原因となっている。
「ユネスコ世界遺産委員会は、(周囲に)緩衝地帯を設けるよう求めている」とジン・シェン氏は述べた。

1959年にインドへの亡命するまでチベットの精神的指導者ダライ・ラマの拠点であったポタラ宮(「ラサのポタラ宮歴史地郡」として世界遺産に登録)についても、ユネスコは宮のふもとに接するショル(Shol)地区の保存を求めている。ジン氏は「ショル地区は以前、ポタラ宮によって運営されており、同宮に勤務する人々の居住地区だった」と語った。

ラサのポタラ宮
北京の紫禁城