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ロブサン・センゲ主席大臣、国民にチベット暦新年(ロサル)の挨拶 【チベット暦2145年、土と戌の年】

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2018年2月15日

尊敬すべき精神的指導者ダライ・ラマ法王、チベット仏教四大宗派とボン教の長老たち、チベット本土と亡命地のチベット人、インドの政府と国民、そして、世界中のチベットの友人に対し、個人として、そして、内閣を代表してチベット歴新年をお祝い申し上げます。

今年は2008年のチベット騒乱から10年目の年であり、中国共産党による暴力的なチベット占領が始まってから60年目の年に当たります。ダライ・ラマ法王のたゆまぬ努力と指導力、そして、チベット人の不屈の気概により、チベットの自由に向けた運動は絶えることなく続いてきました。今後も私たちは断固とした思いと団結力を持って前進していかなければなりません。

様々な護法神の助言に従い、 チベット人は功徳を積み、仏教と文化に基づくチベットのアイデンティティを守るべく鋭意努力していく必要があります。自由に向けた戦いを強化、継続していく上で、アイデンティティを守ることは最も重要なことです。

亡命60年目を記念し、チベット亡命政権は2018年をインドとインド国民に感謝する、「サンキューイヤー」にしたいと考えています。全てのチベット人コミュニティは是非、このキャンペーンに参加してください。

終わりに、ダライ・ラマ法王の長寿のために、そしてその全ての聖なる望みの成就のために、深い祈りを捧げます。そして、チベット内外の国民が歓喜に包まれ再び一つになる日が近く到来することを祈ります。

あらためて、ロサル、明けましておめでとうございます。


(翻訳:吉田明子)