(2007年1月9日 チベットネット)
[モスクワ] 2006年12月、ダラムサラにてダライラマ法王に対する、ロシア連邦カルムイク共和国で最も栄誉あるホワイト・ロータス賞授与式が行われ、これに伴いダラムサラを訪問していたロシアのメディア団体が、チベットの現状、現在進行中の中国との対話、今日の世界に平和をもたらす法王の役割について大々的に取り上げた。
2006年12月24日、ロシアのレン・テレビは、チベット、中国、世界政治、社会問題・環境問題に関するダライ・ラマ法王への踏み込んだインタビューを中継。2006年12月28日と2007年1月1日にはロシアの人気ラジオ局、エコー・モスコヴィが48分間にわたる法王への詳細インタビューを中継した。
ラジオ・インタビューの中継の途中、ダラムサラを訪れていたジャーナリスト1人を含む3名のジャーナリストによるパネルディスカッションも行われた。
番組はダライラマ法王に関するロシアでの街頭インタビューもとりあげた。300人の回答者の内、84.4%が法王をロシア連邦の指導者に望むとの結果がであった。
また、ロシアのテレビ局TVCは、2007年1月3日と5日、ダライ・ラマ法王からロシア人に向けた新年の挨拶を中継した。
カルムイク共和国では、地元メディアがチベットとその文化、哲学、チベットとカルムイクの歴史的交流と現在の友好関係について取り上げた。
これらのテレビやラジオは、ロシア語圏内で人気が高いことから、数百万人に及ぶ人々がこれらのテレビ番組やラジオ番組を視聴したのではないかと見られている。
(レポート:モスクワ チベット文化・情報センター)