(2008年2月19日 プレス・アソシエーション)
イギリスのチャールズ皇太子が、中国政界の重鎮と会談する見通しだ。
中国国務委員のTang Jiaxuan氏が中国大使を含む中国大使館からの代表団とともに、チャールズ皇太子の住居クレランス・ハウスで、チャールズ皇太子と対話を持つようだ。
中国の国務委員は、副首相に相当する役職である。Tang氏は、2003年に国務委員に就任する前は、外務大臣であった。
先月、チベット支援団体フリー・チベット・キャンペーンは、チャールズ皇太子に対し、チベットでの「人権侵害」への抗議として北京オリンピックをボイコットするよう求める書見を送り、チャールズ皇太子の北京五輪に対する姿勢(※チャールズ皇太子は、北京五輪への招待を断わったと報道されている)を大きく取り上げた。
しかし、クレランス・ハウス側は、チャールズ皇太子は、そもそも北京五輪に招待されていないとしている。
クレランス・ハウスの広報官は、「この先は、どうなるかはまだわからない」としている。
また、この会談は以前から決まっていたものであり、オリンピックを巡る思惑とは何ら関係ないとしている。
チャールズ皇太子は、チベットの指導者ダライ・ラマ法王の支持者だと言われている。
彼がオリンピックを訪れたのは、妹のアン王女が参加した1976年のモントリオール大会だけである。