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チベット暦新年の宗教儀式におけるダライ・ラマ法王のご挨拶

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(2010年2月14日 チベット暦2137年正月)

ダラムサラ:ダライ・ラマ法王はチベット暦新年である2010年2月14日の早朝、ダラムサラの寺院においてチベット暦2137年鉄寅歳正月の宗教儀式(ロサル)を執り行なった。

ダライ・ラマ法王は儀式の後、参列した数千人のチベット人に向けて短い演説を行なった。

ダライ・ラマ法王はチベット内外に住むチベット人およびチベット文化・宗教を共有するヒマラヤ地域に住む人々に向けて新年の挨拶を述べるとともに、チベット問題に関心を寄せ、チベット人を支援している国際社会に向けて謝意を表明した。

ダライ・ラマ法王は、「チベットにいる同胞たちは、長い年月にわたって苦しい状況に直面しているが、にもかかわらず、不屈の勇気と誠意を見せてくれている」としたうえで 「多くのチベット地域では、いまも苦しみの最中にあるチベットの人々のことを考慮して新年の祭事を控えている」と述べ、チベット人は祭事を慎み、宗教儀式に参列して世界平和の祈りを捧げるよう提言した。

ダライ・ラマ法王はまた、「亡命チベット人はチベットにいる同胞の勇気と誠意を無駄にしてはならない」と述べ、自由のある国で暮らしている亡命チベット人が、チベットが危機的状況にあることを忘れてはならないことを強調した。

またチベット人、モンゴル人、ヒマラヤ地域に住む人々に向けて「教育にもっと力を入れてほしい。とくにチベット仏教について長ずるように励んでほしい」
と述べ、チベット独自の宗教哲学の勉学に励む必要性を強調した。

朝7時に始まったこの日の儀式では、まず祈りが捧げられ、続いて吉祥天(パルデン・ラモ)に供物が捧げられた。そして、ダライ・ラマ法王への尊敬・忠誠・臣従の象徴であるメンデル・テンスム(釈尊の仏像、経典、パゴタの模型)が、ナムギャル僧院の僧院長よりダライ・ラマ法王に捧げられた。

この儀式には、サムドン・リンポチェ内閣主席大臣率いる内閣、亡命チベット最高司法委員会、亡命チベット議会など中央チベット政権の官僚も参列した。

続いて主拝殿においてあらためて祈りが捧げられ、サムドン・リンポチェ内閣主席大臣、亡命チベット議会議長、亡命チベット最高司法委員会委員長、ナムギャル僧院僧院長がダライ・ラマ法王にメンデル・テンスムを捧げた。僧侶の一団による問答も行なわれた。


(翻訳:小池美和)

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