
デリー:チベット大規模集会を前に、チベット亡命政権代表者およびシキョン(チベット亡命政権の政治的指導者)はニューデリーにおいてインド記者クラブに対し共同会見を行った。
国内および国際的な印刷、ヴィジュアル媒体の記者、100名以上が同会見に集まった。
会見はチベットにおける人権侵害の観点から行われた。チベット国内では平和裏に自由を求めるチベット人へ弾圧によりチベット国内の状況が悪化をたどっており、チベット人の苦痛を深めている。 2009年以降、「自由なチベット」、「宗教的指導者ダライラマのチベット帰国」を求めて、焼身自殺を図ることでの抗議が相次いでいる。その数は99名におよび、その多くは若者であり、うち83名は命を落としている。
チベット内でのこの悲劇的な状況に目を向けさせ、国際的団体の喚起を促すため、カシャグおよびチベット亡命政権は「チベット大規模集会」を計画した。

インド、ネパール、ブータンから5000人以上のチベット人、そして1500名以上のインド人支持者がキャンペーンに参加すると見込まれている。
会見に加え、チベット亡命政権情報国際関係省(DIIR)による「中国がチベットで行っていること」(リンク先:https://www.youtube.com/watch?v=hyjFBg8mwiU)という映画が上映された。同時に「祖国への遠い思い」と名付けられたチベットの歴史・文化に関する移動展覧会が開催され、10枚の自己犠牲による抗議のパネル写真が展示された。
本日の会議で、4日にわたる(1/30〜2/2)大規模に集会ついての説明があった。大会、祈り、ハンスト、他宗教とのミーティング、政治家による演説、他国外交官、インド人為政者への陳情などをデリーで行う予定である。1月30日にTalkaforaスタジアムで行われる、前インド副首相であるShri L.K Advaniによる就任演説、2月1日にチベット仏教ゲルグ派宗主であり、初のインド出身Kyabje Gaden Tri Rinpocheの先導で行われる祈りもハイライトに含まれる。
シキョンであるロブサン・センゲ博士はチベット内での状況を中国・チベット間の対話やチベット内難局に対する国際社会の関心を含めて概要を説明した。ロブサン・センゲ・シキョンは特に100名近いチベット人が抗議のために焼身自殺をせざるを得なかったことを特に強調した。
会見は90分ほど続き、会見では質疑応答も行われ、インドの中国・チベットに対する方針、中国・チベット間の対話、インド・中国の二国間経済協議、焼身自殺など自己犠牲による抗議の増加に対する中国の国際的見地、反応などにおよんだ。

(翻訳:嘉村)