東京
8名のチベット代表団は去る11月14〜17日に東京で開催された第12回インターエスニック/インターフェイス・リーダーシップ会議(「中国のための市民パワー(Citizen Power for China)」主催)に出席した。11月15日、代表団は議員会館 を訪れ、日本チベット国会議員連盟のメンバーと会談した。訪問をアレンジしたのはダライ・ラマ法王日本代表部事務所。
チベット代表団のメンバーは、チベット亡命議会のキンゾム・ドンデュ議員とロブサン・ダクパ議員、米チベットハウス(ワシントンDC)の中国リエゾンオフィサーであるクンガ・タシ氏、中央チベット政権情報交際関係省中国デスクのテンジン・デデン氏とジャヤン・ツェリン氏、チベット法務協会のクンサン・トプデン事務局長、そして、オーストラリアから来日したテンジン・シェンペン氏とツェワン・トゥプテン氏。
ダライ・ラマ法王東アジア・日本代表事務所のルントック代表を先頭にチベット代表団は議員会館を訪問し、チベットを支援する世界最大の議員グループである日本チベット国会議員連盟のメンバーと意見交換した。
45分間の会談中、元文部科学大臣で日本チベット国会議員連盟の会長である下村博文氏をはじめとする日本の国会議員たちは、チベットに対する強力な支援は彼らが真実と正義を支持していることを反映し、象徴するものだと述べた。また、チベット問題と真実に対する支援は中国政府の圧力によって揺らぐことはなく、今後も支援を強化していく方針だと述べた。
チベット代表団は日本政府と日本チベット国会議員連盟の長年の支援に対する謝意を表した。
「日本の国会議員の皆様の強い支援は、チベット本土で抑圧に苦しむ人々に勇気と希望を与え、真実と正義を信奉する他の国も励ますものです」とチベット代表団は述べた。
チベット代表団は日本の国会議員にチベットの現状を説明した。
日本の国会議員からの質問に対し、インド政府はチベットとインドを一本の木から生えた二枚の葉のようなものだと捉えており、インドはチベット問題を強固に支援しているとチベット代表団は答えた。
また、ダライ・ラマ法王は1年に2回、日本を訪れており、これは法王が日本を重視していることを示しているとした。代表団はダライ・ラマ法王の来日時の日本国政府と国会議員の支援に謝意を表し、政府と国会議員に引き続きチベット問題への支援を要請した。
(翻訳:吉田明子)