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チベット人7名、ネパールと中国の国境で逮捕される

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(2009年8月18日 Phayul)

ダラムサラ:7名のチベット人がネパール警察により、ドルカ地区にあるネパールと中国の国境付近のラマバール村で逮捕されたと、Kantipur onlineが報じている。

7名のチベット人は、亡命チベットの指導者であるダライラマ法王が1959年以来住んでいるインドを目指し、ネパールを経由していたところであった。

現地警察署のバースネット氏は、男性4人、女性3人がネパール入国管理局に引き渡されたと話している。

7名のチベット人に関するそれ以上の情報は得られなかった。

毎年、何千人ものチベット人が彼らの指導者であるダライラマ法王からの祝福を受け、亡命チベット政権による学校で教育を受けようとインドを目指し、命がけでネパールを横断している。

2006年9月、17歳のチベット人尼僧ケルサン・ナムツォが中国の国境警備隊によって殺害された。彼女は、ナンパラの山道を通ってチベットから亡命しようとしていた75名のチベット人のうちの一人であった。75名のうち、わずか41名しかネパール、カトマンドゥに位置するチベット亡命者一時滞在施設に辿り着くことができなかった。23歳の青年ケルサン・ナムギャルは二度脚に被弾した後、連行されてしまった。彼はその後死亡したと考えられている。

一年後の2007年10月18日、中国の国境警備隊はチベットからの亡命を図った39名のチベット人亡命者に対し発砲、原因は明らかとなっていないが3名が逮捕された。

ネパールおよび中国当局は先週ラサで会合を行い、二か国間の国境警備について話し合った。チベット人がインドに亡命するためにネパールを通過する問題についての話し合いが今後持たれる可能性がマスコミの報道で示されている。


(翻訳:櫻木晴子)