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チベット人の女性がンガバで焼身抗議、死亡者109人に達する

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(2013年3月19日 CTA

ダラムサラ:チベット人女性が一人、中国の抑圧的な統制に抗議の為に自ら焼身をしたことにより、チベット内での全体の焼身抗議者が109人に達した。その数は今年だけで13人にも及ぶ。そのうち91人が死亡した。

30歳の一児の母親、クンチョク・ワンモは、自ら焼身をし、チベット東部のンガバ地方のゾゲ群のタクサ村で先週の水曜日(3月13日)に死亡した。政府は、内密に彼女の遺体を火葬し、遺族に遺灰を渡した。メディアによると、彼女の夫のドルマ・キャブは、妻の身内の不和があった容疑を否定したとして、政府により拘留された。

先週の土曜日には、ンガバ村のキルティ僧院の僧侶である、28歳男性ロブサン・トクメも焼身抗議により死亡した。仲間の修行僧は、彼を近くの病院へ搬送したが、病院で死亡が確認された。その後すぐに大人数の警備員が病院に駆けつけ、彼の遺体を処分した。ロブサンは、僧院へ幼い頃から入り、素晴らしい行動と勉学に対する勤勉さは、多くの人を感心させた。彼の遺族は、彼の両親のロットゥクとデポ、そして姉一人と三人の兄弟が残されている。

中央チベット政権が法要を実施

中央チベット政権は、水曜日(3月20日)に、ダラムサラの中央寺で法要を実施することにしている。その目的とは、クンチョク・ワンモやロブサン・トクメなど焼身抗議した者や、チベット内で悲惨な拷問や監禁をされている人々を含めてチベットの結束を呼び起こすというものである。

中央チベット政権が極端な行動に出ることを抑制しているにも関わらず、焼身抗議は続いている。焼身抗議者は皆、チベット人の自由・解放とダライ・ラマ法王の帰還を要求している。


(翻訳:今枝 友里)