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チベット人、焼身自殺により死亡 チベット自治区にて

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(2012年1月5日)

報道によれば、テンジン・プンツォクは、2011年12月1日の焼身後、12月6日にチベット自治区内のチャムド病院にて死亡した。複数の取材源によれば、遺体は2日後(12月8日)に遺族に引き渡されたとも言われている。

テンジン・プンツォク(46歳)は、冊子を配布し、中国のやり方を批判する一方で地元の僧たちの連帯を主張していた。これは12月1日のチベット中央自治区内カルマ区チャムドにおいて12月1日に行った、中国政府への抗議の焼身に先立つものであった。プンツォクは、中国警察による消火後にチャンボ病院に搬送された。

プンツォクの妻ドルマは、プンツォクの焼身により警察に拘留されて以来、行方不明となっている。ドルマの健康状態や所在については、何の情報もない。夫妻には二人の息子と一人の娘がいる。

カルマ僧院は、2011年10月26日に起きた僧院付近での政府ビル爆発のあと、中国武装警察に乗っ取られた。僧院は、依然厳しい制圧に晒されたままでいる。
多くの僧たちは拘留され、僧院から追放された者もあった。

ある取材源によれば、夫妻の息子チョイン・ニマは、カルマ僧院包囲網を受けて帰宅命令された若い僧たちのうちのひとりであった。取材源はさらに、これら僧たちは、帰宅後でさえも、僧院やその他の僧たちについてさらなる情報を絞り出そうとする警察から、執拗な嫌がらせや脅しを受けた、とも付け加えた。前記の情報源は、カルマ僧院での僧侶であったプンツォクが、直近の弾圧や締め付けに対し、非常に不満を募らせていたとも伝えている。

これは2011年のチベットにおける12件目の焼身であり、7件目の焼身による死亡である。


(翻訳:Haruka.T)