(2008年3月21日 チベット亡命政権)
以下は、チベット亡命政権が、信頼できる関係筋から入手した報告である。
■ 2008年3月20日:
四川省、Karzeチベット自治区Serthar郡(Phuwuを含む)の多数の町で、中国軍が配備する非常に厳しい状況下であるのもかかわらず、多くの抗議行動が行われた。詳細は不明。
■ 2008年3月19日:
甘粛省、Kanlhoチベット自治区、Luchu郡Ma-ngoe町において、Ponkor村のチベット人が抗議行動に参加。Ponkhor村の学校で、抗議者がチベット国旗を掲げた。
■ 2008年3月18日:
甘粛省、Kanlhoチベット自治区、Sangchu郡、Bora町で、僧侶と民衆による抗議行動が
1件あった。抗議の中、チベット人の若者が馬に乗って駆け抜ける様子がニュース映像になっている。
■ Tsayou町(Sangchu郡)で、民衆による抗議行動が1件あった。
■ Serthar郡(四川省、Karzeチベット自治区)では、様々な場所で抗議行動が行われ、チベット国旗が掲げられ、45人前後のチベット人が逮捕された。うち、身元が判明しているのは以下の3名。
- Yonten Tso (Serthar郡Shoetha村 出身)
- Sangha (Serthar郡Yongsa村 出身)
- Sangpo (Serthar郡Choktsang Mema 出身)
■ 2008年3月17日:
Damshung郡(ラサ)、Khangmar寺院の僧侶が、Toelung郡のDhingkha寺院の僧侶が行っていた抗議行動に加わった。
■ 中央民族大学(北京)にて、100人を超えるチベット人学生がキャンドルを灯し、今回の抗議行動で命を落としたチベット人への徹夜の祈りを捧げた。
■ チベットで抗議行動が行われているなか、様々な大学から集まったチベット人学生たちが平和的なデモ行進を行っている。そのすがたは、20年前の1988年、ラサでのデモ行進とまったくおなじだ。
※文中で使用されている地名につきましては、翻訳の時間的制約により、現地からのレポートのまま、ほとんどがチベット語地名の音読表記となっております。現在の正確な中国地名に置き換えておりませんことをご了承ください。