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チベット亡命政権、 ラサの歴史的建造物破壊に対し世界に助けを求める

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2002年5月2日 ダラムサラ(チベット亡命政権 情報・国際関係省)

「私は、ラサのジョカン寺周辺の歴史的建造物の取り壊しの報告に対し、深い懸念を表明します」と北インドに居を構えるチベット亡命政権の内閣主席大臣サムドン・リンポチェ教授は、こう語った。

問題の区域の破壊は、いくつかの歴史的建造物を含んでおり、それらの取り壊しは深刻な関心事です。もしもその古い建築物が荒廃した状態なら、それらは取り壊すよりも修復したほうが良くはないでしょうか?」と内閣主席大臣は問い掛けた。

サムドン・リンポチェ教授は、デキ・シャー・ラム(または、北京東路として知られる)と「スノーランド・ストリート」が交わる、ラサの南東の一角の伝統的なチベット建築物の取り壊しの報告を受け、回答した。この建物の居住者たちは、相談なしに立ち退かされたと報告された。ラサ市は、サムディンと呼ばれる古い邸宅を含む、建物の集合体をまるごと取り壊すことを計画している。

報告はまた、ラサ市はこの建物群の南側と東側の街区まるごとを取り壊すということも示している。

この街区は伝統的チベット建築のいくつか残っている場所の中心の、重要な古い建造物を含む。

「これらの建物はチベット文化遺産の歴史的な象徴であるだけでなく、物質的象徴でもあります」とサムドン・リンポチェは付け加えた。

中国はまた、世界文化・自然遺産の保護に関する条約に批准した。条約は、「文化・自然遺産のその固有の保護・保存の義務と、未来の若者達への紹介と伝達、そして自然遺産は条約1と2に委託し、その領域は任せる」と明言している。

「地域社会への相談なしでそれらの建造物を取り壊すことは、つまり、中国が文化遺産保護義務に対して深刻な違反を犯すという事態になるでしょう。当局は、地元の人々や長い間チベットの物質的・文化的遺産の保存に興味を示してきたICOMOS(International Council on Monuments and Sites)のような国際的な機関との充分な相談もなかったのです」とサムドン・リンポチェは語った。

「私は、国際社会に、とりわけユネスコに、手遅れになる前に処置を講じて戴きたいと訴えます。それらの建築物は、チベット人にとって大切なものであるばかりでなく、世界全体にとっても大切なものなのです」と内閣主席大臣は語った。

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