2017年2月16日
東京
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チベット亡命政府、ロブサン・センゲ主席大臣が16日、明治神宮を訪問した。
新緑に囲まれた神宮に到着後、主席は宮司に迎えられた。宮司、またその他明治神宮職員らに率いられ、神宮内の案内と神宮と明治天皇の歴史について説明を受けた。
神宮の森は、1912年の明治天皇、14年の昭憲皇太后の崩御後、追慕・追悼のため10万本の木が日本国内外から寄付されたことで作られた。
このセンゲ氏の参拝は、ダライ・ラマ法王のドキュメンタリー映画の監督である龍村仁氏により企画され、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)代表ルントック氏に付き添われ実現した。
神宮の参拝に続き、センゲ主席は新幹線で大阪に移動し、西本願寺にて講演を行った。
西本願寺とチベットの交流はダライ・ラマ13世の在位中の1908年にはじまる。
13世は初めて日本と交流したダライ・ラマで、その最初の交流の際、13世は西本願寺の大谷尊由と面談している。
(翻訳:井川祐紀子)