2024年1月6日
東京:日本の北西部に位置する能登半島が元旦にマグニチュード7.6の大地震に見舞われ、多くの建物が倒壊し、人命が失われるという甚大な被害を受けた。多数の人々が家と財産を失い、避難所での生活を余儀なくされている。チベットハウス・ジャパンと在日チベット人コミュニティ(TCJ)は、被災者のために、この災害からの一日も早い復興を願って、東京で祈祷会を開催した。
代表アリヤ・ツェワン・ギャルポ博士はこの天災について悲しみを表明し、チベットの民も被災者のために嘆き、祈りを捧げ、日本社会と連帯していると語った。アリヤ代表は、祈祷会の参加者に、ダライ・ラマ法王がインドのブッダガヤで、僧侶および巡礼中の人々とともに、被災者のために祈りを捧げたことを伝えた。
アリヤ代表は、ダライ・ラマ法王が、亡くなった人々の家族や被災した人々への思いをこめて、日本の岸田文雄首相に送ったお見舞いのメッセージを読み上げた。この書簡は、日本チベット国会議員連盟の事務局を通じて首相官邸に届けられた。アリヤ代表はまた、インドの国際仏教連合協議会(IBC)からもお見舞いのメッセージを受け取っていることを、祈祷会に集まった人々に伝えた。
この祈祷会にはチベット人、日本人および中国人が参加し、チベット仏教普及協会ポタラカレッジのゲシェ・ソナム・ギャルツェン・ゴンタ師が先導をつとめた。祈祷会では二十一尊ターラー礼賛経、般若心経、普賢菩薩行願讚、並びにマントラ(真言)が唱えられた。
日本人の参加者はチベットハウス・ジャパンと在日チベット人コミュニティ(TCJ)の厚意と連帯に感謝を述べた。そしてダライ・ラマ法王のメッセージと被災者のための祈りを聞いて、深い敬意と感謝を表明した。
–チベットハウス・ジャパンによる報告
(翻訳:麻雪)