2000年6月27日
ロイター
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チベットの子供たちが政治や宗教上の理由から、中国当局に拘束され、拷問されており、被害者の中には6歳児も含まれているとするリポートが公表された。
米カリフォルニアの弁護士団体「チベット問題国際弁護士委員会」がまとめたもの。現在訪米中のチベット仏教の精神的指導者、ダライ・ラマ14世を迎えた夕食会で発表された。
同リポートに引用された亡命者の子供たちの証言によると、学校のノートに「独立」の文字を書いたり、ダライ・ラマの写真を貼った者は、投獄された上で殴打されたり、電気ショックを与えられたりしたという。
同リポートは、同委員会が昨年11月、インドのチベット人亡命者キャンプに派遣した調査団が、57人の子供から聴取した調査を基にまとめられた。