チベット亡命政権発表 ー チベットからのレポート(8)
(2008年3月25日 チベット亡命政権)
以下は、チベット亡命政権が、信頼できる関係筋から入手した報告である。
■最新情報によると、抗議デモ参加者の死亡者数は約140人となった。そのうち、約40名の氏名はすでに確認され発表されている。
3月10日の抗議デモ開始以来、死亡者数は増え続けている。抗議デモは、チベット全土の広範囲にわたって広がりを見せており、平和的なデモ行進参加者に軍と警察が残虐な弾圧を加えたことによる死亡者数は、大変な数にのぼっている。
我々は、これまでも抗議デモでの死亡人数を入手してはいるが、3月10日以来、中国当局が厳重に情報規制をしているため、詳細情報の入手が非常に困難になっている。
最新情報によれば、死亡者数は約140人で、そのうち40人の氏名その他の情報はすでに確認され発表されている。公表された以外にも死亡したデモ参加についても信頼できる筋から情報を入手しているが、さらなる死亡者の氏名を公表については、もうすこし包括的な情報が入ってからとしたい。
信頼できる情報筋から、最近のデモで多数の死者が出ていることを確認しているが、より詳しい情報(氏名、居住地など)の収集にあたっている。現在、Dabpa郡(Karze、チベット自治県、青海省)において、老人、少女、少年が中国軍によって射殺されたことを確認しているが、これについても詳細情報の収集をすすめている。
デモでの死亡者の死体は、家族のもとには戻されず、どこかに集められている。このことが、死亡者の詳細確認をさらに難しくしている。
※文中で使用されている地名につきましては、翻訳の時間的制約により、現地からのレポートのまま、ほとんどがチベット語地名の音読表記となっております。現在の正確な中国地名に置き換えておりませんことをご了承ください。
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