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ダライ・ラマ法王、3月10日声明を発表

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2002年3月10日
ダラムサラ(TibetNet)

声明を発表するダライ・ラマ法王(写真:TibetNet)

1959年ラサで起きたチベット民族蜂起から43年目の3月10日、インド・ダラムサラのツクラカン(本寺院)にて、ダライ・ラマ法王は「3月10日声明」を発表した。

チベット亡命政権内閣主席大臣サムドン・リンポチェ教授、亡命チベット代表者議会議長カルマ・チョペル氏らが列席した。(写真:TibetNet)

亡命チベット人たち、民族蜂起43周年記念行事を挙行

3月10日
ダラムサラ(インディア・タイムズ)

(↑写真:AP通信)

チベット人コミュニティーは日曜日、ダラムサラでチベット民族蜂起43周年記念行事を挙行した。

彼らの精神的指導者ダライ・ラマは、マクロードガンジのツクラカン(本寺院)で行われた集会での声明の中で、1959年の中国による侵略以来43年間チベットで続いている人権侵害に注目するよう、国際社会に求めた。

彼は、チベットはただ真の自治を求めているだけであり、「一国二制度」で中国の一部として残ることはいとわないと述べた。

内閣主席大臣のサムドン・リンポチェは、早かれ遅かれ中国はチベット問題を解決するために交渉のテーブルにつかざるを得ないだろう、と語った。さらに、「チベットでの暴力は日常茶飯事になってきている。チベットの女性でさえも、中国による残虐な行為に耐えなければならないのだ。しかし、チベット人の闘いは、いつか実を結ぶだろう。真実は長い間隠すことは出来ないし、これに照らせば、中国政府は問題解決のためのイニシアチブを取らざるを得ないだろう」と語った。

地域のチベット青年会議,チベット女性協会,チベット国民民主党のメンバーを含むおよそ5,000人のチベット人たちはマクロードガンジからロウワー・ダラムサラまでデモ行進をした。