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ダライ・ラマ チベット問題の平和的解決訴える


2000年7月3日
ワシントン(毎日新聞)
(写真:AP通信より)
(写真:AP通信より)

訪米中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は、ワシントン中心部の公園で、数万人の聴衆を前に説教を行い、「多くの問題は人間が作った問題だ」などと述べ、間接的にチベット問題の平和的解決を訴えた。

政治的発言は極力控えたが、ワシントンでのチベット大集会に対し、中国の反発が予想される。

この日の演説は、米スミソニアン協会が毎年主催する「フォークライフ・フェスティバル」の関連行事として行われた。チベット支援団体の発表によると、約5万人の聴衆が集まり、ワシントンでは最大規模の集会となった。

従来、米国でのダライ・ラマの説教などは、民間団体の主催で行われるのが常だっただけに、政府組織の色彩が強い同協会の主催行事での演説は、チベットに対する米政府の姿勢の変化を示すものと指摘する声もある。

ダライ・ラマは説教の中で、
「人間は幸福になるよう生まれている」
「もっと、幸せな人間になろう」
などと述べ、一人一人がよりより人間になれば、よりよい社会が形成されるとの理想論を展開した。

この後、ワシントン市内の大学で開かれた集会で、ダライ・ラマは「私は独立主義者ではない」と述べ、チベット独立は考えていないことを強調、チベットを支配する中国については、「偉大な国だ」として、チベットの人権状況などをめぐる中国との対話を求める姿勢を示した。

(写真:AP通信より)
(写真:AP通信より)