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ダライ・ラマ 「中国で宗教に対する関心が高まっていることに励まされる」

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(2004年8月2日 ICT(インターナショナル・キャンペーン・フォア・チベット)

7月30日法話に向かうダライ・ラマ(AP)

ダライ・ラマは、7月22日から31日までの10日間、台湾とマレーシアの華僑の仏教団体の特別な注文に応えて、法話(シャーンティデーヴァの「入菩薩行論」、カマラシーラの「修道次第(中)」)を行った。ダライ・ラマは、その一連の法話の締めに、「中国で宗教に対する関心が高まっていることに励まされる」等述べた。以下は、その一部である。

ダライ・ラマ
「中国のような無神論国では信仰を実践することは大変難しいことではありましたが、最近では様々な宗教に対する興味が高まっています。それは中国共産党の幹部たちにも言えることです。中国共産党は宗教に対して反対している理由のひとつに、宗教が世間一般の人々を虐げていたということを挙げています。

確かに、個人が自分の目的のために宗教を利用していたことは、全く根拠の無い話ではありません。現代においても、宗教の真の意味を理解することなしに、個人的な利益を得んがために宗教を利用しているような人たちもいます。世界の人々をおおまかに宗教的関心の度合いでみると、大きく三つのカテゴリーに分けることができます。まず、宗教をネガティブなものに捉え、宗教は社会を害するものであるとし、宗教的なことは一切したくない人々がまずひとつのカテゴリー。次に、宗教の背景にある様々なことについての知識のあるなしに関わらず、宗教を良いものとして見ている人々のカテゴリー。そして、日々の生活の中で宗教に対する関心を高めてはいるけれども、今はまだ宗教に対する決定的なポジションを持っていない人々のカテゴリーです。

しかしながら、これら三つのカテゴリーの人々に共通なことがひとつあります。それは、誰もが幸福を望み、苦しみは望まないことです。唯一の違いは、自分の目的に達する為の道(方法)がそれぞれ違うことにあるのです。」

中国系からのダライ・ラマの法話へのオファーは、インドのみならず海外においても年々増える一方である。7月の今回の法話には、50人以上の台湾人と中国系、1000人以上のその他の外国人、そして約2000人のチベット人が参加した。

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