(2005年4月4日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(東京))
ダライ・ラマ法王は4月8日に東京にご到着後、12日間日本に滞在される予定です。法王は4月9日の午後から東京の両国国技館で、「思いやりと人間関係」というテーマの講演を行います。
また法王は、熊本県玉名市の蓮華院誕生寺からの招待を受け、4月10日から14日まで熊本に滞在される予定です。熊本での日程には、「心の平和から世界の平和へ」をテーマにした熊本県立劇場での講演のほか、阿蘇神社の参拝、九州看護福祉大学の職員と学生との座談会、蓮華院奥之院での法話、蓮華院誕生寺本殿での法要などが予定されています。
その後、法王は石川県金沢市に移動し、4月16日と17日の2日間にわたって法話を行います。この法話は佛性會の主催で行われます。佛性會は、インドとアメリカでのカーラチャクラなど、過去に何度か法王による法話を主催したことがあります。
ダライ・ラマ法王と、「優しさと思いやりを愛しましょう」という法王のメッセージは、他の場所と同様、日本および近隣諸国でも非常に大きな関心を集めています。東京、熊本、金沢の三都市での講演はすべて満席となりました。また、数百人の韓国人仏教徒のほか、台湾と香港からも数名の仏教徒が法王の法話に出席すると思われます。
4月8日、ご到着当日の午後、法王は(日本で)最も重要な神社の一つである東京の明治神宮に参拝する予定です。また、4月18日には、東京へお戻りになる途中、日本で最も重要な僧院の一つである京都の西本願寺にも参拝に立ち寄られます。極めて重要なこの二つの霊地を巡礼することは、全人類のため、異なる信仰間のみならず、異なる仏教宗派間に調和と尊重をもたらしたいというダライ・ラマ法王の願いに沿ったものです。明治神宮の大神主と西本願寺の宗主がそれぞれ法王に接見する予定になっています。
4月19日、ダライ・ラマ法王はインドに帰国されます。今回はダライ・ラマ法王の9回目の訪日ですが、トランジットのための4回の短い滞在も含めると、13回目の訪日ということになります。