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ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表 TBSラジオ出演

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(2003年1月18日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)

1月18日、赤坂にあるTBSラジオ「BS academia」で、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表ザトゥル・リンポチェのインタービューが行われた。「BS academia」は、TBS運営の下、全て大学生の手で番組制作が行われているラジオ番組である。

午前10時、ザトゥル・リンポチェ代表は通訳のルントック文化・広報担当官を伴ってTBS入りし、ニュース担当のディレクターと打ち合わせに入った。ニュース時間は8分。その時間内でチベットの現状を伝えなければならない。1時からインタービューが始まり、ザトゥル・リンポチェ代表はチベットの現状を短く紹介し、現在、チベット人が一番懸念している問題として、中国が2・3年後に完成予定のラサ・青海省間の鉄道について述べた。
「チベットではチベット人600万人に対し、それを上回る750万人もの中国人がすでに移住しており、中国はチベットまでの鉄道を完成させ、さらに2000万人もの中国人を移住させる予定でいる。この計画が成功すれば、チベット国内でチベット人は少数になってしまい、いつか、チベット人も満州国や内モンゴルのようになってしまう恐れがある。満州人は漢民族の中に同化され、また、内モンゴルも人口の7パーセントは漢民族で占められているのが現状である。チベットもそうなる可能性は十分ある」

インタービュー内容は生放送され、その後一週間毎日、時間をずらしながら放送される。