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ダライ・ラマ法王「中国が“真剣”でなければ、話し合いは無駄」と語る

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(2008年4月27日 AFP)

27日、ダライ・ラマ法王は北京政府がチベット問題の解決策を見出すことに真剣でない限り、中国との会談は意味がないものとなるだろうと警告した。

ダライ・ラマ法王のスポークスマン、テンジン・タクラ氏は、
「我々は6回の会談を行ったが、何も起こらなかった。そして今回、中国が真剣であれば良いが、もし中国が“我々は話し合いを行っている”という事を世界に示すことを目的としているのならば、会談をしても何の役にも立たない。」とAFP通信に語り、「私達はすべてを考慮しなければならない。」と述べた。

25日、中国の国営通信社・新華社通信は、北京政府はチベットの主導者の特使と数日中に会談すると発表した。

最新のコメントは、2002年以来、中国と物別れに終わっている会談を率いたチベットの精神的指導者の特別使節であるロディ・ギャリ氏の報告で、水曜日にインドに届く予定。

タクラ氏はギャリ特使が訪問を予定していることを発表しましたが、同氏がチベット亡命指導者との「協議」のためにインド北部の町ダラムサラを訪れること以外明らかにしなかった。

ノーベル賞受賞者の72才のスポークスマンのタクラ氏は、中国のチベットにおける弾圧が強化されているため、交渉の再開は急を要すると述べた。
タクラ氏は、ダライ・ラマ法王とチベット亡命政権の本拠地のダラムサラからの電話で、「チベットで進行中の弾圧が強化されている。軍隊が僧院を囲み、逮捕が引き続き行われてる。」と3月10日にチベットのラサで勃発した破壊的な反中国政府暴動に続く中国の弾圧について語った。
「法王は、問題を解決するためには話し合いが必要であると感じている。」と述べた。

アナリスト達は、北京で8月にオリンピックを開催する中国の提案は、遠いヒマラヤ地方での中国の弾圧に対する激しい世界的な圧力に対応したものであると述べている。

26日、ダライ・ラマ法王は海外の訪問先よりダラムサラに帰還した。