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ダライ・ラマ法王、 米・カナダへの訪問をキャンセル

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2002年2月12日
ダラムサラ(AFP)

ダライ・ラマ法王の個人事務所は、法王がこの先三ヶ月間の、北米への訪問を含む全ての予定をキャンセルしたと、火曜日発表した。

「法王は、2月から4月中の、全ての会見,インタビュー,謁見をキャンセルした。
この結果、4月のアメリカ合衆国とカナダへの訪問予定もキャンセルされた。法王の健康状態はとても良いが、医師に回復期間は完全休養をとるようにと勧められた」とダライ・ラマ法王の個人秘書補佐官であるンガワン・ギャルツェン氏はAFPに語った。

ダライ・ラマ法王は、にニューヨーク,ボストン,オタワで連続して行われる講演と説法の為に、4月12日から30日の予定で北米に行くことになっていた。

66歳のダライ・ラマは、腸炎の治療のため一週間ほど入院したムンバイのリラワティ病院から2月2日に退院した。

法王は、インド東部のビハール州ブッダガヤでの仏教祭事に参加している途中で病気にかかった。

法王は健康だという証明と共に退院したが、静養を勧められた。

ダライ・ラマ法王は、1959年の中国の侵略に対する蜂起が失敗に終わった後、チベットを離れた。

インドは、ダライ・ラマの亡命後、共に亡命してきた10万人あまりのチベット人の故郷となっている。

ダライ・ラマの健康は、世界中に広がるチベット運動にとって懸念の源元だ。

ノーベル平和賞を受賞した、影響力のあるその地位は、法王の死と共に真空となるのは必然であろう。