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ダライ・ラマ法王、今年のノーベル平和賞受賞者を祝福

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2021年10月9日
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ

昨日、ダライ・ラマ法王は、ノルウェーのノーベル委員会が今年のノーベル平和賞をフィリピンのニュースサイト最高経営責任者(CEO)マリア・レッサ氏とロシアの独立系新聞編集長ドミトリー・ムラトフ氏に授与すると発表したことを受け、祝福の声明を出された。そのなかで法王は、今年のノーベル平和賞が、表現の自由ならびに報道の自由が脅かされるなかで報道を貫いた二人のジャーナリストに授与されることとなった喜びを綴られた。

「ノーベル委員会は、民主主義と報道の自由がますます逆境に直面するなか、自分の身を危険に晒さらしながらも理想のために立ち上がった世界中のジャーナリストの代表として二人を称えています」

「ジャーナリストには、人間の価値や、社会間や宗教間の調和を促進するという重要な役割があります。人類はひとつの人間家族であることを伝え、共通の幸せのために人類全体で取り組む責任があると人々に認識させられるのもジャーナリストなのです。表現の自由と報道の自由は、国家間の調和や友好関係、武装解除、より平和な世界秩序の促進に必要不可欠です」

「私は、レッサ氏とムラトフ氏のようなジャーナリストたちがその職務において示してきた勇気を心から称えています。この賞が、報道現場で働くすべての人々を勇気づけ、とりわけ、世界中の民主主義と恒久的平和の拠りどころである真実と自由を守るのに役立つよう祈りたいと思います」