2002年2月27日
ブレシア・イタリア(ジュネーヴチベット事務所)
ブレシア市長パオロ・コルシーニ教授は、在インドのチベタン・チルドレンズ・ビレッジ(チベット子供村)学校校長のジェツン・ペマ夫人に勇気ある女性賞を授与した。表彰式には多数の有力市民や、ブレシア市議会議員、イタリア駐在ユネスコ代表らが出席した。
イタリア女性有権者協会は1947年に創設された。
ジェツン・ペマ夫人は、1983年にこの賞が設けられてから10人目の受賞者である。アジア人としてはこれまで初めて、外国人としては3人目である。
勇気ある女性賞は、ジェツン・ペマ夫人のチベット人同胞に対する並外れた献身、特に教育分野における貢献を認めて授与されたものである。
同賞は真実と正義、信念と勇気をもって目標を追求する決意を顕彰する賞である。
1990年に、ジェツン・ペマ女史はチベット人女性として初めて、チベット亡命政権閣僚に選出された。
1995年チベット亡命政権は、チベット人の子供たちの教育に彼女が果たした働きを認めて、チベットの母賞(the Mother of Tibet)を授与した。
ブレシア市長パオロ・コルシーニ教授は、「ジェツン・ペマ夫人の生涯は知恵と勇気と愛の生涯です」と語った。同氏は、彼女と彼女の同胞たちが、いつか自分たちの故国に帰って平和の時代を享受し、またそれを他者と分かち合うことができるようになることを願うと述べた。