(2003年12月9日 産経新聞)
国際サッカー連盟(FIFA)が大手ポータブルサイト、ヤフーと共同運営する2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の公式サイトで、チベット自治区が中国の「隣国」と紹介されていることが分かり、中国で強い反発が起きている。サイトの英語版とフランス語版の中国コーナーでチベットをベトナム、ラオス、ミャンマーなどと並べて隣国と紹介。新華社のネット掲示板などには「中国人への侮辱だ」「ヤフーを中国市場から締め出せ」「W杯をボイコットしてでも、国家全権を守るべきだ」と過激な攻撃が殺到した。チベット自治区では、インド亡命中のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世が依然、地元住民の尊敬を集めており、チベットは中国にとって敏感な問題。サイト上の情報は8日夜現在、訂正されていない。※註
(※註:後日、訂正されました)
■ 訂正前の該当箇所(2003/12/8 PM19:00頃)