2021年10月2日
インド、ウッタラーカンド州デヘラードゥーン
スタッフレポーター
2021年10月1日、デラドゥン近郊クレメント・タウンのドンダプリング居住地で開催された第26回ギャリウム・チェンモ記念ゴールドカップ サッカー大会の開会式
(写真左から)ドンダプリング居住地代表のラマ・プンツォク氏、チベット・ホーム・ファンデーション(THF)のカルマ・チュンダック氏、パルデン・ドンダップ厚生大臣、チベットスポーツ協会のテンジン・リンチェン氏第26回ギャリウム・チェンモ記念(GCM)ゴールドカップサッカー大会が、10月1日(金)にデラドゥン近郊のクレメント・タウンにあるドンダプリングチベット人居住地で始まりました。10月12日に終える予定の今大会には、インドとネパールの各地からチベット人サッカーチームが、10チーム参加しています。トーナメントに出場する10チームは、12日間に合せて27試合を消化し、各チームは、少なくとも4試合に出場します。
中央チベット政権厚生省のパルデン・ドンダップ大臣が大会の開会を宣言し、チベット・ホーム・ファンデーション(THF)付属学校事務局長のカルマ・チュンダック氏が主賓として出席しました。また、大会開催式典には、ドンダプリング居住地代表のラマ・プンツォク氏、そして、チベットスポーツ協会(TNSA)常任理事のテンジン・リンチェン氏ら要人も出席しました。
パルデン・ドンダップ厚生大臣は、開会挨拶の中で、チベットスポーツ協会に関して、厚生省配下に組織編入された経緯について説明しました。また、厚生大臣は、予防措置の重要性及び厚生省が疾病の予防に重点を置いていることについても述べました。また、大臣は、「私たちの健康上の問題や疾患の多くは、体を動かさない生活様式により引き起こされています。従って、ここ数年で、厚生省はより活動的な生活様式を推奨すべく、チベット人居住地にサッカー場、バスケットボールコートそしてトレーニングジムを開設しました。チベット人の皆さんは可能な限りこれらの施設を利用してください。」と述べました。
サッカー大会に関して厚生大臣は、参加者らに対して、勝ち負けに固執せず、チームが勝っても負けても平常心を保つよう促しました。
チベットスポーツ協会常任理事のテンジン・リンチェン氏は、前回大会からの規則やルールの変更点を説明し、備品や賞金、審判員、そして競技日程について紹介しました。
大会の初戦は、ドンダプリングFCとシムラFCの対戦でした。
(翻訳:仁恕)