(2012年1月19日 CTA)
ダラムサラ:
チベットからの報告によると、カーラチャクラ灌頂後チベットへ帰国する数千人のチベット人信者が、任意で職務質問を受けている。
チベット・ネパール国境のジャンムからラサの区間に12箇所の検問所が設置され、インドからネパール経由でチベットへ帰国するチベット信者の職務質問を行うため、中国公安局より特別部隊が配置された。
関係筋からの情報によると、チベット人信者らが巡礼から持ち帰った薬品や宗教的工芸品は強制没収されている。ほぼ全てのチベット人が持っている数珠でさえも取り上げられた、との事。
また中国人警備員らが公的令状無しに所持品検査を行う理由を問われた際、暴言や暴力による脅しを行った、とも報告されている。
ブッダガヤでダライラマ法王によるカーラチャクラ灌頂に出席するため、約8,000人のチベット人がチベットからインドに来たとみられている。
(翻訳:H.Fujita)