2002年5月14日
北京(PTI通信)
オーストラリアのジョン・ハワード首相の中国訪問に先立ち、北京はオーストラリア政府に対し、今月オーストラリア訪問を予定している亡命中のチベットの精神的リーダー、ダライ・ラマとのあらゆる公式の会談を持つことに警告を表明した。
「我々はまた、いかなる名のもとにおいても、外国の有名人達がダライ・ラマに会うことに反対する」中国外務省の孔泉スポークスマンはこのように述べている。
「ダライ・ラマは単なる宗教的人物であるというだけではなく、チベットの中国分離に最も関わっている人物である」ダライ・ラマのオーストラリア訪問に向けてのコメントを求められた孔スポークスマンは記者団に対し、このように述べた。
孔スポークスマンは、中国政府はダライ集団の外国での政治活動に反対していると述べ、「ダライは彼自身を偽装し、人々を騙すことに全力を尽くしている」と、そのスポークスマンは主張した。
彼は、中国政府はチベットの仏教所在地、僧院や尼僧院を保護するために多額の費用を費やした、と語った。
孔氏はまた、ハワード首相は朱鎔基首相の招待で5月21日から24日まで中国を訪れるだろうと語った。