2020年5月8日
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
チベット中央政権(CTA)はアリヤ・ツェワン・ギャルポ氏をダライ・ラマ法王日本代表部事務所とチべットハウスジャパンの新代表に任命した。アリヤ氏は現在、情報・国際関係省の局長。
5月8日付の内閣事務局発表によれば、ツェワン氏は日本政府より必要書類が発行され次第、東京に赴任する予定。
略歴
1988年、財務省にてキャリアをスタート。チべット経済開発局(TERDO)の主任研究員、チベット手工業品輸出基金(CTHE)プレジデント、パルジョ出版のディレクターなどを歴任。2000年7月、財務省の事務次長就任。2005年6月よりダライ・ラマ法王日本代表部事務局長、2013年11月より同ニューデリー代表部事務局長。2018年5月、内務省次官補、12月情報・国際省(DIIR)次官補。2019年5月、同省情報局長。同年10月よりCTA直属のシンクタンクであるチベット政策研究所のディレクターを兼務。
ムスリのチベット人学校卒業。パンジャブ大学学士、アンナマライ大学経済学修士、デリー大学日本研究修士、デリー大学博士(Ph.D.)。千代田ビジネス専門学校で国際貿易、経済学を履修。
『英語・日本語・チベット語会話ハンドブック』の著作があるほか、数々の日本やチベットの民話の翻案、翻訳実績がある。チベット問題に関する新聞、メディアへの寄稿多数。
(翻訳:吉田明子)