2024年12月25日

東京:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表であるアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、東京・永田町の参議院議員会館を訪問し、日本チベット国会議員連盟(JPSGT)の新会長である山谷えり子氏(参議院議員)と新事務局長の山田宏氏(参議院議員)と会談しました。
この会談は、12月19日に開催された実務委員会での議論や決議のフォローアップ、およびチベットの現状や今後のイベントについて新会長と新事務局長に最新情報を提供するためのものでした。
アリヤ代表はまず、チベット亡命議会のソナム・テンペル議長からの祝辞を両氏に伝え、新たな役職就任を祝いました。また、中央チベット政権(CTA)のペンパ・ツェリン主席大臣からも訪問先の米国からの祝意が寄せられており、近日中に書面でのメッセージが届く予定であることを伝えました。
アリヤ代表は、中国による宗教弾圧、人権侵害、そしてチベットの子供たちに対する中国の植民地的寄宿制学校での強制的な思想教育の継続について説明し、中国に対してチベットでの抑圧と文化的ジェノサイドを停止するよう促す声明を求めました。また、米国の「チベット・中国紛争解決促進法(Resolve Tibet Act)」の重要性を説明し、その日本語訳を紹介するとともに、日本でも同様の政策立法を求めました。さらに、チベットに関する書籍や情報パンフレットを渡しました。
山谷えり子会長と山田宏事務局長は、アリヤ代表の訪問とチベット問題に関する説明に感謝し、中央チベット政権(CTA)の議長と主席大臣からの温かい祝意に謝意を表明しました。両氏は、チベットの人々に正義をもたらすために全力を尽くすことを約束し、日本の個人や団体と一緒になって、チベット問題への理解を深めるよう助言しました。また、パンチェン・ラマの所在に関する情報や、中国が次のダライ・ラマの選定にどのように干渉しようとしているのかについての説明を求めました。両氏は、チベットの自由と正義を求める闘争に改めて強い支持を表明しました。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のタシ・ヤンゾム事務局長が、アリヤ代表に同行してこの会談に参加しました。
―ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告


(翻訳:ヤーマ・キリーク)