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アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表、反体制派中国人画家、大観氏と会見

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2022年3月22日
日本、東京
スタッフ・リポーター

アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表、反体制派中国人画家、大観氏と会見

ダライ・ラマ法王日本および東アジア代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表は、中国人画家、大観氏の水墨画展示会を見学するため、3月21日に東京の常林寺を訪れた。大観氏が描いた86枚の水墨画は、中国共産党政権と戦い、圧政の下で命を落とした中国人、ウイグル人、台湾人、香港人、チベット人、モンゴル人の肖像である。

常林寺の林秀穎師と大観氏が、展示室でアリヤ代表を歓迎した。大観氏は、中国共産党政権の横暴さと残虐さを、日本と国際社会の人々に知ってもらうため、努力を重ねていることを説明した。そして、中国文明と中国人の価値を認める一方で、独裁的な共産党政府が偉大な中国文明を破壊し、中国人の善良な性質を台無しにしており、中国の人々も、他の占領地域の人々と同じように苦しんでいることを嘆いた。

大観氏は、2012年3月にインドのデリーで焼身抗議を行った、チベット人の若者ジャンペル・イェシ氏の肖像を描いている。彼は、中国の胡錦濤主席がBRICSサミットに出席するためデリーに到着する2日前に焼身抗議を決行した。 2010年のノーベル平和賞受賞者である劉暁波氏の肖像画も、妻の絵姿とともに飾られていた。

パウォ・ジャンペル・イェシ氏の焼身抗議について語るアリヤ代表

アリヤ代表は大観氏の作品に賛辞を贈り、中国共産党政権の不正義と戦った、これら勇気ある人々のメッセージを広めるための大観氏の努力と献身に謝意を表した。そして、チベット人は中国や中国人に反対しているのではなく、中国共産党の植民地的で差別的な政策に反対しているのだということを説明した。アリヤ代表はまた、チベットで仏像と学校が破壊されたこと、および最近カム・ドラクゴ(ダンゴ)地域で宗教的建造物が取り壊されたことについても語った。

仏教徒の団体スーパー・サンガの副代表である小林秀英師、在日チベット人コミュニティの会長である小原カルデン氏、そして大紀元時報の張本真氏が対談に加わった。張本氏は、中国共産党政権が法輪功学習者に対して行った残虐行為について解説した。

大観氏は、中国共産党政権による人権侵害についての本を出版する計画があると述べた。また、チベット人の声を国際社会に届け、チベットと中国で起こっていることを知ってもらうために、焼身抗議を行ったすべてのチベット人の肖像画を描くつもりであると語った。

アリヤ代表は、書籍 「チベット侵略 中国共産党100の残虐行為」(飛鳥新社刊)を大観氏と張本真氏に贈り、中国と被占領地域における平和と民主主義のために、彼らと協力することを約束した。

―――チベットハウス・ジャパンによる報告

林秀穎師、小林秀英師、大観氏、アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表、張本真氏
小林秀英師、小原カルデン氏、張本真氏、大観氏、アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表
作品を解説する大観氏

(翻訳:麻雪)