第14代ダライ・ラマ法王がインドに亡命して以来、チベットの人々は亡命政府のあるダラムサラを拠点に祖国を離れながらも平和な社会を築く基盤を形成してきましたがその発展の礎は教育にあると言われています。
このシンポジウムでは、親元を離れ命がけで亡命した子供たちを「チベット子ども村」でケアし、共同生活を通してチベット文化の継承と同時に新たな時代を切り拓く心身を育んでこられたジェツン・ペマ氏 (ダライ・ラマ法王の実妹)にご講演いただきます。
また、講演後のパネル・ディスカッションでは、「チベット子ども村」での生活の実際や学びの成果や課題についてもお話しいただきます。
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日時 - 2017年7月8日(土) 13:00~(開場 12:30)
会場 講演者 - ジェツン・ペマ氏
[元チベット子ども村代表、ダライ・ラマ法王高等教育顧問]
パネリスト - テンパ・ツェリン氏
[ダライ・ラマ法王庁デリー事務所所長]
司会 - 永田佳之氏
[聖心グローバル共生研究所副所長]
- 参加者
聖心女子大学難民支援団体SHRETメンバー 参加料 無料 お申込み » お申込みはこちらのサイトからお願いします 主催 共催 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン) 後援 聖心女子大学グローバル共生研究所
1940年、ダライ・ラマ法王14世の妹としてチベットの首都ラサに生まれる。
1949年、人民解放軍による侵攻を受けインドへ亡命。
1951年、ダージリンのカソリック系ロレート修道院寄宿学校へ入学。
1961年、スイスへ留学。その後、インドのダラムサラに設立されたチベット難民児童保育園の園長であった姉のツェリン・ドルマ女史の亡き後、1964年にチベット難民児童保育園を引き継ぐ。
1972年、チベット子供村(Tibetan Children’s Village)を創立し校長に就任。
1990年、チベット亡命政権内で初となる女性大臣に就任。
1995年、亡命チベット人民評議会代表者たちにより「チベットの母」なる称号を授かる。
2009年にTCVの校長を退いた後、現在まで南インドのバンガロールに開校したチベット難民のための初の大学の充実と運営に尽力している。
主な受賞歴
- 1991年 ヘルマン・グマイナー賞受賞
- 1999年 ユネスコメダル受賞
- 2000年 「国際モンテッソーリ教育と平和賞」をイタリアにて受賞
- 2001年 「勇気ある女性賞」をイタリアにて受賞
- 2006年 「世界子ども賞」をスウェーデンにて受賞
- 2008年 「バハラット・ジョディ賞」をインドにて受賞
イタリアのティエーネ市より名誉市民賞を受賞
“学生としてできること”をモットーに様々な形で難民問題を学びながら、草の根活動を行う聖心女子大学公認の難民支援団体。虹と風いう2つのセクションを基盤に活動を進めている。虹セクションでは、難民問題をより身近な問題として考えてもらえるよう、様々な角度から啓発活動を行う。風セクションでは、難民の方々と直接“関わる”ことを軸に交流事業や支援活動を行う。