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「チベット問題に関る対話の成果は中国にとってプラスになる」と米国が言及

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(2015年1月8日 9:56 am)

 

ダラムサラ:昨日、米国政府はチベットに関る対話の成果は中国にとってプラスになると述べ、中国政府にダライ・ラマ法王とさらに対話を続ける機会を持つよう要請しました。

米国国務省スポークスマンのJen Psaki氏 は昨日の定例記者会見の際に、『ダライ・ラマと中国政府の二者間の対話が行われる可能性についての使節の交換の報告書』に対する答えとして、「その報告書を読んだ。確認はとれていないが、我々は長い間ダライ・ラマまたはその代行者と中国政府が直接実質的な対話を行い、紛争を解決するために前提条件なしで取り組むように促してきている。」と述べました。

Psaki氏は「我々は、中国の全ての国民にとってこの対話の成果はプラスとなるものと確信を持っており、中国政府にダライ・ラマとさらに向き合う機会を持つよう要請した。」と述べました。

米国国務省からのこのコメントは1月5、6日にダラムサラで行われていた交渉の特別委員会の会議の直後に発信されました。その会議は、中国における政治的発展や中国政府指導者との対話の将来性に関する様々な問題を議題として行われたものでした。

チベットの政治的指導者であり、この二日間の会議の議長を務めたロブサン・センゲ氏は、中国政府の指導者とダライ・ラマ法王の特命使節が対話を通してチベット問題について平和的解決に至るために、チベットの指導者は献身的に取り組んでいることを改めて述べました。チベットの指導者は非暴力と中道のアプローチに最も重点を置いており、チベット問題を解決する唯一の方法は対話を通してであることを、引き続き強く信じています。


(翻訳:村上さおり)