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米国、中国にチベットへの入植計画の撤回求める

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2000年6月14日
ワシントン(ロイター通信)

中国がチベットへの入植を目的とした融資を世銀に要請している問題で、米国は、中国が入植計画そのものを撤回するよう求めている。

中国政府は、世銀から1億6千万ドルの融資を受けて、農民6万人をチベットに入植させる計画を立てている。

チベット仏教の最高位者で、チベット独立運動の精神的指導者ダライ・ラマ14世がインドに亡命しており、チベット問題については米国内での批判も強い。

亡命中のチベット独立派は、中国はチベット文化の抹殺を目指しているとしている。

世銀は、中国政府に対し、入植による環境への影響についての報告や、独立した専門家の調査を受け入れるよう求めているという。