ニュース

ニュース

最新ニュース

これから開催するイベント

日本のチベット支援団体がチベット決議を行った日本国国会に感謝

Print Friendly, PDF & Email
2022年2月12日
日本、東京
スタッフ・リポーター
元国会議員の牧野聖修氏(写真左)とダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表(写真右)

日本のチベット支援団体(TSG)は、本日のオンライン会議に際して、チベットおよびその他の占領地域における人権侵害と信教の自由について中国を非難する日本の国会の最近の決議について歓迎し、感謝の意を表した。

元国会議員でセーブ・チベット・ネットワーク会長の牧野聖修氏は、代表団を歓迎し、最近の日本の国会決議について祝辞を述べた。彼は、今日本の国会議員がチベットの重要性と中国が国際平和と調和にもたらす脅威を認識したことは良いことだと述べた。また、日本チベット国会議員連盟(JPSGT)の事務局長を退任される長尾敬氏の献身的な活動に感謝し、新事務局長の石川昭政氏を歓迎した。

牧野聖修氏は、中央チベット政権(CTA)からの特別ゲスト、情報・国際関係省(DIIR)大臣ノルジン・ドルマ氏、亡命チベット代表者議会副議長ドルマ・ツェリン氏に、オンライン会議への参加に謝意を述べた。

長尾敬氏と石川昭政氏が特別ゲストとしてオンライン会議に出席し、チベット支援団体のメンバーに挨拶した。 長尾敬氏は、チベット等における深刻な人権状況に対する決議がどのように成立したかを簡単に説明し、それを通過させることに尽力したすべての人々に感謝した。 しかし、彼は決議内容の弱い言葉遣いを嘆き、より強い声明のために努力することを約束した。

石川昭政氏はCTAとTSGの代表としての特別ゲストに挨拶を行った。 彼は国会においてチベット問題を存続させるために、TSGおよび国会議員と調整する用意があることを表明した。 彼は、この最初の決議で将来より積極的で力強い決議への道が開かれたと述べ、より強い日本のために皆の努力を求めた。

ノルジン・ドルマ大臣とドルマ・ツェリン副議長はスピーチで、日本の国会がチベットの人権状況について深刻な懸念を示す決議をしたことに感謝した。また、オンラインではあるが、TSGのメンバーに会い、そして会議に参加できたことに喜びを表明した。さらに、牧野聖修氏、長尾敬氏、石川昭政氏、アリヤ代表、そしてTSGメンバーの日本におけるチベット問題を活気あふれるものにするためのすべての努力に感謝の意を表した。

アリヤ代表は、この一年の事務所の主な出来事を参加者に簡単に報告した。また、国会を訪問し国会議員にチベット問題を説明する機会を得たことについて詳しく説明した。そして、最近の国会でのチベット決議の成立に尽力された長尾氏と日本チベット国会議員連盟に感謝の意を表した。また、チベットのカム・ドラクゴ(ダンゴ)地方における宗教弾圧について中国を非難する声明を発表した日本の僧侶と信徒の団体であるスーパーサンガ(宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会)に感謝の意を表した。

TSGの代表者は、それぞれの団体とその活動について簡単に説明した。彼らは最近の国会での中国の人権侵害を非難する決議がなされたことについて喜びを表明した。またさらに今後、国会でより実質的な決議がなされるよう皆で努力しなければならないということで意見が一致した。

TSGメンバーはチベットおよび他の占領地域における人権および宗教的権利の侵害に深刻な懸念を表明する決議を満場一致で支持した日本チベット国会議員連盟および全政党の代表に感謝状を発行することを決議した。

カシャック(内閣)次官補のロブサン・チョダク氏と“Tibet this week(日本語版)”のニュースキャスターのラクフェル氏が、それぞれ大臣と副議長の通訳を担当した。また、ダラムサラのTSGデスクツェテン氏とパルモ氏もオンライン会議に参加した。

―――ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

参加者に挨拶する元日本チベット国会議員連盟事務局長の長尾敬氏。
会議にてスピーチする日本チベット国会議員連盟事務局長の石川昭政氏。
中央チベット政権(CTA)情報・国際関係省のノルジン・ドルマ大臣と通訳のロブサン・チョダク次官補。
亡命チベット代表者議会のドルマ・ツェリン副議長と通訳の“Tibet this week(日本語版)”のテンジン・ラクフェル氏。
スクリーンショット:日本チベット支援団体のオンライン会議の様子。