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在日チベット人によるチベット民族平和蜂起63周年記念式典を開催

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2022年3月13日
日本、東京
スタッフ・リポーター

中央チベット政権内閣の声明を読み上げるアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表。(写真: 森本)

3月12日東京にて、在日チベット人とチベット支援者らは、第63回チベット国家蜂起日を迎え、在日チベット人コミュニティ(TCJ)とスチューデント・フォー・フリーチベット・ジャパン(SFTJ)の主催で記念式典とピースマーチを開催した。メンバーらは、中国大使館前で抗議し、「フリーチベット」「チベットでの弾圧を止めよ」というスローガンを掲げ、大使館に向けて、声明を読み上げ提出した。

午後には、台東区の花川戸公園にチベット人、ウイグル人、南モンゴル人と日本人支援者らが集まり、記念式典を行い、ピースマーチを開始した。愛知県や三重県などの遠方からも参加者が集った。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表は、集会の前に 中央チベット政権の声明文を読み上げた。彼は支援者らに対し、自由と正義に対するチベット人の闘争への変わらぬ支援と関与に感謝の意を述べた。

日本チベット国会議員連盟の前事務局長である長尾敬氏は、集会で演説し、チベットの大義に対する自身を含む日本人からの支持を表明した。彼は若いチベット人歌手のツェワン・ノルブの逝去を嘆き、中国の指導者らに対し、チベット人の不満の声を聞き入れるように訴えた。

セーブ・チベット・ネットワーク代表で前衆議院民主党議員の牧野聖修氏からはメッセージが届き、SFTJの金田太朗氏が読み上げた。牧野氏は、自由のための闘争を続けるチベットの人々の不屈の精神を称賛した。彼は。チベットの問題を解決するために、チベット人の代表との対話を再開するよう、中国政府に要請した。

TCJ代表の小原カルデン氏と、SFTJ代表のツェリン・ドルジェ氏は、民族蜂起記念日の重要性や、自由のための闘争を続けるチベット人たちの決意について話した。また、集会とピースマーチに参加した、日本人、ウイグル人、南モンゴル人、その他の人々に感謝の意を表した。

チベット人らは、チベット国歌とチベット人蜂起の歌である「ロンショ(立ち上がれ)」を歌った。ピースマーチは花川戸公園から始まり、浅草通りを抜けて前進した。「フリーチベット」「チベットでの弾圧を止めよ」というスローガンが掲げられ、チベット、日本、ウイグル、南モンゴルの色とりどりの国旗が浅草通りではためいた。その様子を見ていた道行く人々に、ボランティア参加者らは、中央チベット政権の声明文やその他チベットに関連する文書を配布した。

―――ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

 

前日本チベット国会議員連盟(JPSGT)事務局長・長尾敬氏の演説。(写真:森本)
中国大使館前でのTCJとSFTJによる抗議活動。(写真: N.Nakoda)
浅草寺前でのピースマーチ。(写真:森本)
浅草通りでのピースマーチ。(写真:森本)