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中央チベット政権内閣、中国当局によるチベットの仏教破壊などに抗議した日本の仏教系支援団体・スーパーサンガに謝意を表明

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2022年2月11日
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
スタッフ・リポーター

チベットのカム地方ドラクゴ(ダンゴ)における仏像や仏教学校の取り壊しなど、中国当局による最近の一連の破壊行為に関し、日本の仏教系チベット支援団体であるスーパーサンガ(宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会)が、中国政権下で苦しむチベット人たちへの連帯を表明し、中国当局に抗議した。これを受け、中央チベット政権(CTA)のペンパ・ツェリン主席大臣と第16期内閣は、感謝の意を表明した。

2月8日火曜日、スーパーサンガの副代表らが、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所を訪れ、同団体より駐日中国大使館に提出した中国政府に対する抗議文の複写と、、中国による残忍な支配体制に苦しむチベット国内のチベット人との連帯を表明する書簡を手渡した。また彼らは、最近のチベットにおける仏像や僧院の破壊行為に対し、中国政府への失望を表明し、非難した。

2月11日、中央チベット政権内閣は、スーパーサンガの抗議文による支援に応えて、ペンパ・ツェリン主席大臣より以下のようなメッセージを送った。 「チベット仏教は何世紀にもわたって、社会的に、文化的に、そして宗教的にチベット人の暮らしの中核を成してきました。カム地方ドラクゴ(ダンゴ)での仏像の取り壊し、逮捕、そして現在進行中の弾圧、また同様にチベット各地で行われている残虐行為は、チベット人特有の宗教、言語、文化のアイデンティティーを破壊するための、広範な国策の一部なのです。」

「スーパーサンガからの支援声明は、時宜を得たものであり、チベット人の信教の自由と人権に対する中国による弾圧を認めず、それが続く限り反対し続けする、という重要なメッセージを国際社会、特に仏教界に対して発しているものです。」 主席大臣は、スーパーサンガの連帯に感謝し、今後の継続的な支援を申し入れた。

ペンパ・ツェリン主席大臣
ペンパ・ツェリン主席大臣からスーパーサンガへのメッセージ

 


(翻訳:仁恕)