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フランス新文部大臣、チベット記念を呼びかけ

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2000年4月1日
パリ(AFP通信)

フランスの新文部大臣ジャック・ラングは、4月1日フィガロ紙のコラムに寄稿し、中国によるチベットの文化破滅行為を非難して、フランスの全市町村にチベットの闘いを記念するよう呼びかけた。

「私たちは皆、1959年3月「世界の屋根」で起きたこと−強大な中国軍は、チベット国民の独立への渇望に対して残虐な取締りを開始した−を忘れてはならない」とラングはそのコラムに書いている。

「1949年からチベットが中国に併合されることに対抗してチベット国民が蜂起した1959年3月10日〜12日の3日間、合計87,000名のチベット人が虐殺され、数千名が囚人となった」

「それ以降、中国はチベットの文化、言語、宗教の抹殺を実行し、その行為は刑罰に問われることもなかった。中国当局は、チベットの消滅計画を組織した。中国によるチベット占領の40年間、120万人名ものチベット人が死に至った」とラングは続けている。

ミッテラン政権下の文化大臣で、新文部大臣となるジャック・ラングは、これから毎年3月には、「チベット国民が全滅になるのを黙って見過ごすことにならないよう」「チベット国旗を掲揚する」ことをフランスの市町村を通じて行うよう呼びかけた。