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ダライ・ラマ フランス訪問

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2000年9月17日
パリ チベット亡命政権パリ代表部

チベット仏教の精神的指導者、ダライ・ラマが、9月17日、フランス南西部ロケールダンドの仏教センターに到着した。5日間にわたる講演の予約は既に売り切れとなった。法話「幸福、自由、悟りへの道」を同時通訳で行うというシンプルなプログラムにもかかわらず、田園地帯にある巨大なテントの8千席に予約は殺到した。

この他、25日にモンペリエで公開座談会を行い、その翌日、パリに向けて出発。上院議事堂で行われるチベットの援助に関する公聴会に出席。同日午後、今回の訪問で最後のイベントである公開座談会に出席。

過去20年間、他のヨーロッパ諸国同様、フランスでも、仏教、特にチベット仏教の影響が広く浸透している。

昨年9月の国内調査によると、国民の11%が「仏教に親しみを感じる」と答えている。それに対して、ローマカトリックに親しみを感じている国民は62%、新教では19%であった。ユダヤ教では8%、イスラム教では6%と仏教よりも低い結果であった。またフランス仏教連盟の報告によると、フランス国内における仏教の信奉者は60万人にのぼり、内訳として、東南アジア系住民が40万人、中国系住民が5万人、元来のフランス系住民は15万人とのことである。

今回のフランス訪問は、高僧ソギャル・リンポチェが1991年に設立したものを含むモンペリエ地方にある5つのチベット仏教センターの招聘により実現した。