ダライ・ラマ法王

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シラク大統領、エリゼ宮殿でダライ・ラマ法王と会談

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(1998/12/08 パリAP通信)

ジャック・シラク仏大統領は、中国がチベットの精神的指導者の招待をキャンセルすべきと要求したのにもかからず、ダライ・ラマ法王をエリゼ宮殿での昼食会に招いた。フランス政府は、ダライ・ラマ法王に対する歓待を弁護したが、チベットは中国の1部として残るべきであることを明言した。

世界人権宣言50周年の記念祝賀式典に参加するため亡命中の指導者(ダライ・ラマ法王)のパリ訪問に関して、仏政府は、「自然なこと」と述べた。
「ダライ・ラマは尊敬する宗教指導者であり、国際社会や仏国民は彼に敬意を抱いている」と仏外務省スポークスマンのフランソワ・リバソー。
「フランス政府はいつも、チベットが今までと同様、中国の1部分であることを認めてきた。この立場は変わらない」とリバソーは付け加えた。

今回の昼食会の後、ダライ・ラマ法王は、報道記者にこう語った。

「私の立場は変わらない。対話を通じて、独立でなく、意味のある自治を進めていくよう努力していく」

ダライ・ラマ法王は将来について楽観的であるとこう言及。

「中国は、変化の途中にある」

8日早く、中国政府はシラク大統領に、招待されたノーベル受賞者たちの1人である、1989年ノーベル平和賞受賞者(ダライ・ラマ法王)と昼食をとる計画を取り下げるよう圧力をかけた。
「中国は、ダライ・ラマとのいかなる形、いかなる国の公式会談に、反対である」と中国外務省スポークスマンのチュー・バンツァオは北京で発表。

1959年チベットを逃れたダライ・ラマ法王は、ヒマラヤ地方のより良い自治を目指し運動をしている。