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ゴールデンウィークに「チベット・フェスティバル2022」を開催

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2022年5月9日
スタッフ・リポーター

「チベット・フェスティバル・ジャパン」で講演するアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表

東京:チベットハウス・ジャパンは、5月1日から7日までの5日間、オンラインで「チベット・フェスティバル2022」を開催しました。この日程は、日本のゴールデンウィークにあたります。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の代表・アリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、開会の挨拶で、このフェスティバルはチベットの豊かな宗教・文化遺産を紹介し、日本の政府と人々からのチベットへの揺るぎない支援に深い感謝を表すことが目的であると述べました。さらに、チベット人と日本人が互いの豊かな文化を共有することで、精神的・文化的な絆を深めたいと述べました。

初日5月1日は、代表のアリヤ博士による「チベットの歴史と文化」の講演で幕を開けました。講演では、「SEE(Social, Emotional, and Ethical)ラーニング」の重要性についても紹介しました。これは、より平和で思いやりのある世界を作るための基礎として、あらゆるレベルの教育で倫理を学ぶことの重要性を説いたものです。

続く5月3日から5日の3日間は、インド・ニューデリーのダライ・ラマ法王代表部事務所の文化部門であるチベット・ハウスの理事長、ゲシェ・ドルジ・ダムドル師による仏教入門が行われました。師の教えは以下3つのトピックに渡りました。

  1. 「初心者のための感情コントロール瞑想法」
  2. 「四聖諦」 ~ストレス・マネジメント~
  3. 「修行道の三要素(道の三要訣)」(lamtso namsum)

ゲシェ・ドルジ・ダムドル師の講義は、まず「三帰依/Kyabdro (Refuge prayer)」を唱え、それに続いて参加者も日本語で「三帰依」を唱えて開始しました。

参加者は皆、3日間のセッションに積極的に参加しました。質疑応答では、参加者から仏教の修行や日常生活に関する質問が出され、ゲシェ・ラは一つひとつ丁寧に回答しました。参加者からは、瞑想や呼吸法などが大変参考になったという声が聞かれ、今後もこのようなプログラムを開催してほしいという要望が寄せられました。

5月7日の最終日には、昨年同様、チベットのバター茶、パク(麦焦がし)、テントゥック(麺)作りの実演が行われました。また、チベット人と日本人のアーティストからオンラインで寄せられたチベット音楽の動画を配信しました。昨年同様、サンフランシスコ在住のツェリン・バワ氏、スイスのロテン・ナムリン氏、オーストラリアのテンジン・チョギャル氏、韓国のカラグ・ペンパ氏、東京の野田潤氏、長野のゲニェン・テンジン氏とテンジン・クンサン氏らがチベットの伝統音楽、現代音楽を披露しました。

アリヤ博士は、フェスティバルを成功に導いた参加者とボランティア各位に感謝し、チベットハウス・ジャパンは今後も要望に応じて随時このようなイベントを開催していくことを約束しました。司会は、長谷川直子氏とソナム・ドルカル氏が務めました。

—チベットハウス・ジャパンによる報告

ゲシェ・ドルジ・ダムドル師の講義
通訳の丸山智恵子氏。
チベット・フェスティバル・オンライン2022 概要。

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(翻訳:S.Suzuki)