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アリヤ代表、東京の世界人権デー記念イベントで演説

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2021年12月12日
日本、東京
スタッフレポーター

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表は、世界人権デーを記念するイベントに出席し、アジアをはじめとした世界各地域において人権を尊重するよう呼びかけた。このイベントは「アジアの人権を尊重してくださいピースマーチ」実行委員会が主催し、東京ウィメンズプラザでの講演会とピースマーチが行われた。チベット人コミュニティー、スチューデンツ・フォー・フリーチベット(SFT)、東トルキスタン、南モンゴル、香港、台湾、中国民主化運動、ミャンマー、カンボジア、タイ、そして日本の支援者の各団体の代表者らが参加し、参加者らは、人権の重要性を述べ、各国の人権侵害の状況について講演した。

アリヤ代表は、このイベントで講演する機会を与えてくれた主催者に対し謝意を表し、今から73年前に国連で世界人権宣言が制定され、多くの国が賛同し、署名したことを述べ、この宣言に署名した中国が、チベットをはじめとする占領地域でいかに人権を侵害してきたかを説明した。

「どの国においても、人権侵害はその国に固有の問題としてではなく、グローバルな問題として捉えられるべきです。私たちが一堂に会して、それぞれの国の人権侵害にスポットを当てたことは、国際社会に情報を提供し、独裁政権を非難するための大きな一歩です」とアリヤ代表は述べた。

またアリヤ代表は、書籍「チベット侵略・中国共産党100の残虐行為」の日本語版出版について発表し、この本は中国共産党がチベットで行った100件の主要な残虐行為と犯罪を証明するものであると紹介した。

台湾、香港を含む他の占領地域の代表者らは、中国共産党指導部による残酷で抑圧的な政策を非難した。ウィグルの代表は、当該地域におけるジェノサイドの実態について述べ、南モンゴルの代表は、2022年北京オリンピックのボイコットを呼びかけた。さらに、ミャンマー、カンボジア、タイの代表は、当該地域における人権侵害と、中国がこれらの独裁政権をいかに支援しているかについて述べた。

講演会に続いてピースマーチが行われた。中国が占領地域における人権と宗教の自由を著しく侵害していることに抗議するスローガンを掲げ、約200名が東京都内を行進した。さらに、多くの人々が、中国がアジアや世界各地の独裁政権を支援・扇動していることを非難した。

‐ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表の講演
「チベット侵略・中国共産党100の残虐行為」の日本語版出版の案内
ピースマーチの様子

 


(翻訳:仁恕)