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中国:チベットでの大量DNA収集の新たな証拠

2022年9月5日
スタッフ・レポーター

青海省玉樹市ドリトエ県の住民からDNAサンプルを収集する警察。(「扎河警察署がDNA血液サンプルの収集を実施」、治多県公安、微信、2021年9月10日)

青海省玉樹市ドリトエ県の住民からDNAサンプルを収集する警察。(「扎河警察署がDNA血液サンプルの収集を実施」、治多県公安、微信、2021年9月10日)

(ニューヨーク)-ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日、中国当局がチベット自治区の多くの町や村の住民から恣意的にDNAを収集するなど、取り締まりを大幅に強化している、と述べた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチが入手した情報によると、警察はDNAの収集に犯罪行為の証拠を必要とせず、人々はDNAの提供を拒否することはできない状況にある。2022年4月のラサ市からの報告によると、DNA採取用の血液サンプルは、幼稚園の子供や他の地域住民から組織的に採取されている。2020年12月の青海省内のチベット人の郷からの報告によると、DNAは5歳以上のすべての少年から収集された。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの中国担当ディレクター、ソフィー・リチャードソンは、「中国政府はすでにチベット人を広範な弾圧にさらしている」「現在、当局は監視能力を強化するために、同意もなく、文字通り血を搾り取っている」と述べた。

これらの大量DNA収集活動は、チベット高原の西部をカバーするチベット自治区の7つの県または市町村すべてで行われている様である。収集活動は、地域全体で警察の存在を草の根レベルで確立するための中国当局による継続的な取り組みの一環である。人々が参加を拒否できること、または警察がそのような収集を正当化できる犯罪行為の有効な証拠を持っていることを示したという証拠はない。ヒューマン・ライツ・ウォッチが精査した報告書は、一時的な居住者を含むこれらの地域のすべての居住者からのDNA収集を意図していたことを示している。報告書のいずれも、居住者がサンプルの提供を拒否できる条件を示していない。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、この地域の7つの県レベルの地域にまたがる14の地域(1県、2郡、2町、2郷、7村)で地域全体でのDNA収集が行われている、または行われる予定であるとの報告を確認していると示した。中華人民共和国政府調達文書によると、2019年7月にチベット自治区警察が地域レベルのDNAデータベースを構築するために請負業者に入札を求めた。このことは、当局が地域全体の収集活動を準備していたことのさらなる証拠である。2019年11月、チベット自治区の県相当の行政単位である林芝市警察も、この地域のDNAデータベースの構築を発表した。

オリジナル記事

(翻訳:Sakura Nakayama)

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