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米国政府、ウズラ・ゼヤ国務次官をチベット問題担当特別調整官に任命

2021年12月20日
USA、ワシントンD.C.
スタッフレポーター
チベット問題担当特別調整官に任命されたウズラ・ゼヤ国務次官

チベット問題担当特別調整官に任命されたウズラ・ゼヤ国務次官

2021年12月20日(月)、アントニー・ブリンケン米国務長官は、チベット問題担当の特別調整官として、ウズラ・ゼヤ国務次官に兼任させると発表した。ウズラ・ゼヤ次官は現在、民間安全保障・民主主義・人権担当の国務次官を務めており、従来より同職がチベット問題担当特別調整官を兼任してきたが、2002年のチベット政策法により、特別調整官の任命が義務付けられた。

アントニー・ブリンケン国務長官は、公式発表で以下のように述べている。「チベット問題担当の米国特別調整官とにウズラ・ゼア国務次官を任命します。彼女はこの重要な任務を早速担当することになりますが、2021年7月14日付で就任した民間安全保障、民主主義、人権担当の国務次官としての職務も引き続き兼任することになります。」

ゼア特別調整官は、2020年チベット政策支援法により改正された2002年チベット政策法に基づいて、チベット問題に関する米国政府の政策、計画及び企画を調整する。具体的には、中華人民共和国政府(PRC)と、ダライ・ラマ法王または法王の代理人、もしくは民主的に選出されたチベット人のリーダーとの間で、チベットに関する交渉が行われ合意となるよう支援し、無条件で本質的な対話を促進させるよう努める。また、チベット人の人権と基本的自由(宗教や信仰の自由を含む)が尊重されるように推進し、チベット固有の歴史的、言語的、文化的、宗教的遺産を保護するための取り組みを支援する。中国の脅威に直面する米国のチベット難民を含む移民コミュニティへの人道的支援の必要性にも対処する。また、チベット高原の環境や水その他の天然資源について、持続的に保護・管理するための活動を推進する。さらに、2018年チベット相互入国法に基づいて、米国の政府関係者、報道関係者や一般市民のチベットへの入国を増やすよう努める。

ゼヤ特別調整官は、これらの問題に関して、チベットの文化的、宗教的、政治的指導者らや、米国議会、国際的同盟国やパートナー、そして市民組織の代表らと緊密に連携していくことになる。

今回のゼア特別調整官の任命は、チベット人の人権を向上させ、チベット独自の文化遺産の保護や人道的支援の必要性に対処するとともに、チベット高原の環境と水資源に関する課題にも取り組む、という米国政府の姿勢を明示するものである。

Designation of Under Secretary Uzra Zeya as the U.S. Special Coordinator for Tibetan Issues

マルコ・ルビオ上院議員、パトリック・リーヒ上院議員、ジム・マクガヴァン下院議員、クリス・スミス下院議員は、超党派の約60名の米国議会議員らを率いて、2021年12月14日にウズラ・ゼヤ国務次官に対し、米国議会とバイデン政権がチベット関連の問題に関していかに協働していくかについての重要な枠組みを示す書簡を送付した。

  1. ダライ・ラマ法王への関与
  2. 中央チベット政権 (CTA)との関係性の深化
  3. チベット人の宗教的自由とダライ・ラマ法王の転生への支援
  4. チベット人政治犯への支援
  5. チベットへの入国要求(チベット相互入国法の履行)
  6. 中国とチベットの対話を強化するための政治的主導権の再活性化
  7. チベットの政治的地位について本質的に未解決である件について、またチベット人にとって意味のある自治を提供すべき中華人民共和国政府(PRC)の責務についての再確認
  8. ネパールのチベット難民が直面している障害への対処
  9. チベットの言語及び文化に対する支援
  10. チベット関連の政治的主導権に関しては、多国間の協調を優先

(写真左から)マルコ・ルビオ上院議員、パトリック・リーヒ上院議員、ジム・マクガヴァン下院議員、クリス・スミス下院議員

(写真左から)マルコ・ルビオ上院議員、パトリック・リーヒ上院議員、ジム・マクガヴァン下院議員、クリス・スミス下院議員

上院下院 それぞれのゼア次官宛ての書簡によれば、ウズラ・ゼヤ氏は、国際情勢に明るく、30年以上にわたり外交、非営利活動を専門とした指導者であった。バイデン政権移行時には国務省審査チームの副リーダーを務めた。また彼女は、2019年から2021年にかけて、平和的手段による紛争解決を目的に活動する130を超える団体からなる、界180カ国以上における超党派国際ネットワークであるAfP(アライアンス・フォー・ピースビルディング)の会長兼CEOを務めた。

ゼヤ氏は、アラビア語、フランス語、スペイン語が堪能であり、米ジョージタウン大学で学士号を取得している。さらに、彼女は、米国務省優秀栄誉賞やシニアパフォーマンス賞、大統領ランク賞(PRA)、仏レジオン・ドヌール賞など複数受賞している。

ダライ・ラマ法王と中央チベット政権(CTA)を代表して、チベット事務局ワシントンD.C.のナムギャル・チョドゥップ代表は、ウズラ・ゼア国務次官がチベット問題担当特別調整官に任命されたことを祝福した。チョドゥップ代表は、チベット問題解決に向けてゼア特別調整官と協働していけることを期待している。

米国のチベット問題担当特別調整官は、彼女で第七代目となる。これまでにロバート・A・デストロ氏(2020-2021)、サラ・セウォール氏(2014-2017)、マリア・オテロ氏(2009-2013)、ポーラ・ドブリアンスキー氏(2001-2009)、故ジュリア・タフト氏(1999-2001)、グレゴリー・クレイグ氏(1997-1999)が同職を担当した。

-チベット事務局ワシントンD.C.による報告

(翻訳:仁恕)

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