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急増するチベット観光客に役所の歯止め

2002年3月15日
ラサ(共同ニュース)

自治政府は、チベットの経済発展にかかせない要素の一つとして観光業を挙げているが、遠方山岳地帯への旅行には今なお役所からの歯止めがかかっている。

当該地域は中国の一部とされているものの、観光入国ビザについては未だ続行旅行用の別口の許可証をチベット観光局に追加してもらわねばならず、信任状を有し旅行を手配するチベット旅行代理店からの確認書が必要である。

必要条件は、航空チケット発券に関する管理および青海省、四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省そしてカトマンズにおける陸路入国地点での取り締まりにて確認される。

また、最低旅行人数6名での計画的な旅行が条件となっている。

政府の声明では、「インフラストラクチャー、交通機関およびラサ観光業の接待能力や自然環境その他を考慮して、政府は団体旅行の発展を奨励する」と説明している。

チベット自治政府の報道局ディレクター、シアオ・ホアイ・ユアヌ氏も、「我々は、個人旅行者を相手に商売をすることはできません。個人旅行者は、バイクを借りてラサの至る所を走り周ります。旅行者によっては、一晩3〜5元(US$1以下)で宿泊できるホステルを探すでしょう」と告白する。

「また我々は、浸透化を懸念しています。観光客の中には、チベットの自由化を支持したり、ダライ・ラマを支持してうわさを流すなど、不適当な行動をする人がいます」と、観光局ディレクター代理人、リ・ホォン・フゥ氏は語った。観光客を装った外国人リポーターが、頻繁にチベットに忍び込もうとしている。

最近では、同情的な観光業役員が、その場しのぎの団体を持つ旅行代理店に個人旅行者を送りこむことで問題を防ごうとする傾向にある。

2001年の始め11ヶ月で、チベット自治地区には、前年度を16.5%上回る65万9千人の国内および国外からの観光客が訪れ、収入は4.3%上回る6.8億元(US$8千2百万)となった。しかしながら、9月に米国で起こった事件の影響により、外国人観光客は20%下回る11万人となった。

ラサの役員の計算によると、外国人は1日平均US$142を消費する。チベットは、1年間で観光客を10%増やすことを希望し、2005年までに少なくとも4億元の収入を見込む60万人以上の旅行者の呼びこみを目指している。

現在、いくつかの代表的都市には空港が設けられているものの、将来チベットへ旅行する人々にとっての問題は、特にラサ近郊における交通の不便さである。ラサには、元空軍基地から一般人利用地に改修されたゴンガル空港があるが、街までバスで100km走らねばならず、ターミナルビルは1時間に600人しか収容できない。2003年6月までに、新ターミナルが完成する予定である。

問題は、多数の観光客が、低地からの飛行により頻繁に酸素不足を起こしたり、標高が高いため体調を崩すことである。

理想的な環境順応ルートは陸路であるが、旅は何日もかかるうえ、不便で雪崩やぬかるみで断然せざるを得ない可能性がある。チベットへの主要高速道路は、全長2330kmの成都—ラサ・ルートと、標高が4000m以上ある全長1907kmの西寧—ラサ・ルートである。

新しい選択肢として、ラサと青海省のゴルムドを結ぶ全長1300km強のチベット初の列車が5年以内に開設する予定である。雲南省から出る2つ目のルートも計画中である。

主要都市郊外への旅行には困難を有するが、チベット自治政府は、特に粗野で燃料や食糧の設備が整っていない北側の地域など、多くの国道を自由に開放している。

これら全ての障害を乗り越えた旅行者は、その努力の代償として、標高7000mを超える45の山々や世界一長いと言われるヤルン・ツァンポ河峡谷などの素晴らしい光景を目にすることができ、地球上のものとは思えない文化に触れることができる。

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