ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 チベットハウス・ジャパン検索サイトマップメニュー
 
ホーム>ニュース>2002年>「私はチベット独立を夢に描き、独立のために生活している」

「私はチベット独立を夢に描き、
独立のために生活している」

2002年3月26日
ムンバイ(タイムズ・オブ・インディア)

詩人としてまた政治家としてのキャリアを模索中の27歳の無職の青年は、どうやってムンバイで生き延びているのか。その当人テンジン・ツァンドゥに会う。

数ヶ月前中華人民共和国の首相がムンバイを訪問した際のテンジン・ツァンドゥの行動については、誰もが記事を読んでいる。テンジンはチベット人の若い青年で、ナリマンポイントにあるオベロイの足場によじ登り14階からチベット開放の旗を掲げた。当然、警察はすぐに彼を取り押さえ、大きな国際的事件になる前に連れ去ってしまった。しかし、テンジンは5分間だけ世界中のメディアのヘッドラインに登場し、ちょっとした有名人になった。

テンジンはチベット人の血を引くマナリ出身の27歳の青年。本当の父親にあったことも無く、チェンナイのカレッジに通い始めるまで母と養父と一緒に生活していた。その後ムンバイに移り、詩人としてまた政治活動家として自分が選んだ道を追い続けている。

テンジンは正式な仕事を持っていない。彼は友人のグラフィックデザイナー、セス・ダスと一緒にチベット開放運動の振興に携わっている。彼らが1999年に共同で設立したフレンズ・オブ・チベットという団体は、チベット開放運動をあきらめるべきではないと信じている多くのチベット人の若者にとって象徴的存在となった。しかし、その賭けはどうやら困難なものになりそうだ。

彼にとって、ムンバイは素晴らしい町である。というのも、ムンバイには彼が自国では決して許されなかった自由があるからである。それは何も恐れずに自分の政治的立場を主張できる自由である。

<聞き手>なぜ、あなたはオベロイの足場によじ登って14階からチベット開放の旗を掲げたのですか。ちょっとしたスターの気分を味わいたかったのですか。

<テンジン>いいえ。中国の首相に私の姿を見てもらいたかっただけです。我々の目をくぎ付けにしておきたかったのです。私にすれば、首相は我が同胞の悲劇の象徴です。私は600万の人々が生涯奴隷のままではいられないということを忘れないよう彼に注意したかったのです。

<聞き手>チベットに行ったことはありますか。

<テンジン>はい。国境を越えて密かに入ったことがあります。チェンナイのロヨラカレッジの英文学を卒業してから、ラダクに行き、ラダクからチベットへと密かに国境を渡りました。そこで、たくさんの人に出会いました。チベット人が自由のためにどれほど深く打ち込んでいるかが分かりました。彼らは希望です。そして未来です。我々ではありません。今から我々に何ができるのでしょう。

ほんのわずかです。あちらで苦しんでいる彼らこそが当事者なのです。そして私は彼らを非常に尊敬しています。わたしはチベットで逮捕され3ヶ月間監禁されました。そして、あちらでの生活がどれほど厳しいものかを知っています。警察に何週間も尋問されましたが、やがて釈放されました。彼らには、1人の若い男が自分の国を見たいをいうことさえ我慢できないのです。

<聞き手>どうやって生計を立てているのですか。

<テンジン>何もしていません。私は無職です。仕事は必要ですらありません。私には2本の擦り切れたジーンズと2枚の古いTシャツがあります。これは祖国への私の愛を語るものです。私は1日1回食事をして、友人は−ほとんどインド人ですが、時々映画に連れて行ってくれます。私の行動こそが生活の糧なのです。

<聞き手>運動を振興するためにどんなことをしていますか

<テンジン>チベット人の若者達と一緒に仕事をしています。私は彼らのネットワークを作っています。彼らにロマンチックな時間は終わったと教えています。我々は現実の中で生きることを学ばねばなりません。そして真実とは、我々の前に長く困難な苦しみが待っているということです。私はチベットを訪問して視野が広がりました。私の希望はチベットのチベット人、監獄の中で惨めな暮らしをしている多くの人々と共にあります。彼らの未来への信念はとても強いです。彼らの信念は揺るぎません。多くの者は、ダライ・ラマ法王を見たことも法王に会ったこともありませんが、とりわけチベットの自由を独立の運動には完全な忠誠を誓っています。彼らは決して諦めないでしょう。「ランゼン」は彼らが生まれながらに持っている権利です。「ランゼン」は自由なのです。

<聞き手>ダライ・ラマ法王に会ったことはありますか。

<テンジン>はい。私は法王をとても深く尊敬しています。しかし、彼の自治権への立場には賛成しません。私はチベットの完全な独立が欲しいのです。私は敵と平和に暮らすことなど夢にも思えません。法王には思いやりがあります。私は怒りっぽく、活動的で、若い。私はチベット開放のためだけに生き、そして夢を見ているのです。

ページトップへ戻る


トップページサイトマップお問い合わせ

チベットの現状をご理解して頂き、どうもありがとうございます。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所はチベット亡命政権の代表機関として維持しつつ、さらに幅広い広報活動を続けるため、日本の皆様に暖かいご支援をお願いしております。ご寄付される方は、以下の口座宛てにご支援をどうぞ宜しくお願い致します。

■ゆうちょ銀行

 口座記号番号:00100-1-89768
 加入者名:チベットハウス

■三菱UFJ銀行

 支店名:新宿通支店(店番:050)
 口座種別:普通
 口座番号:2999213
 口座名義:特定非営利活動法人 チベットハウス・ジャパン