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チベット人抗議活動家、朱鎔基首相に接近
警察は面目を失う

2002年1月16日
ムンバイ(インディア・トゥデイ)

"背の高い男
手を腰にあて腕を張り出した姿は
エベレストにも似て
エベレストを登る私
そのとき、私の背丈は彼を凌ぎ
私の手は解き放たれた"

(この短い詩は、テンジン・ツゥンドゥが 2002 年 1 月、ボンベイのカフパレード警察署に拘置されている間に書いたものである。)

中国の朱鎔基首相のインドへの訪問と中国政府によるチベット占領に対する、デリー、およびムンバイでのチベット人の抗議運動は、水曜日の午前に最高潮に達した。

マハラシュトラチベット難民協会や、フレンズ・オブ・チベット (インド) などの、ムンバイのチベット人団体は、朱鎔基首相が到着した火曜日から、出発する水曜の夜まで、24 時間のハンガーストライキをアザード・マイダン広場で行うことをすでに発表していた。

しかし、チベット人のスポークスマン、およびインド人の支援者もおそらくは知らなかったため発表されなかったのは、 25歳になるムンバイ大学の学生でありチベットからの亡命者であるテンジン・ツゥンドゥが、チベット人のための活動をアピールしようとして試みた行動である。

フリー・チベット掲げるテンジン・ツゥンドゥ

フリー・チベット掲げるテンジン・ツゥンドゥ
(写真 Tibet Net)

ジーンズと青い T シャツ姿のテンジン・ツゥンドゥは、朱鎔基首相と彼の代表団が滞在している
オベロイホテルの 12 階にたどり着いた。
ツゥンドゥは、建物の外にある建設用の支柱にすがりながら、身に付けていたフリーチベットのロゴが描かれた赤い旗を振り、警備員、ムンバイ警察官、そして居合わせた人々を驚かせた。

M. N. シン警視総監が、警察はチベット人の講義運動を確実に抑え込み、普段とまったく変わらない状態を保つ自信があると前日に語ったばかりだったので、この事件によりムンバイ警察の面目は丸つぶれとなった。オベロイホテルでの活劇は、午前 10:00 〜 11:00 までの約 1 時間続けられたが、結局、警備員が窓から支柱へ乗り移り、ツゥンドゥの身柄を確保し逮捕した。この出来事の直後、フレンズ・オブ・チベット (インド) のボランティアであるアプシ・B・ミストリィは、「あれはワンマンショーだ。あのような発想、思いつきはツゥンドゥ個人によるものである。おそらく業務用のはしごを登ったのだと思うが定かではない」 と語った。

フレンズ・オブ・チベット (インド) の書記を担当しているツゥンドゥは、現在、コラバ、もしくはカフパレード警察署で拘留されていると思われる。現在までの彼個人による業績には特筆すべきものがある。彼は、ムンバイ大学の英文学修士課程中に、乏しい予算ながらも 1999 年に自費出版した、愛国心に満ちた自作の詩をまとめた詩集である『国境を越えて (Crossing the Border)』により、2001 年アウトルック ピカドール賞を受賞している。

チベット難民の姿が描かれ、亡命者として誕生した経験が記されているこの詩集には、ヒマラヤの地にある母国に対する望郷の想いが綴られている。現在、ツゥンドゥは、フレンズ・オブ・チベット (インド) や職業作家としての活動以外に、哲学修士課程を学んでいるところである。

また、抗議活動の一環として、約 500 人のチベット、およびインドの支援者たちが、火曜日、アザード・マイダン広場に集結し一夜を過ごした。この支援者のうち、 200人がハンガーストライキを決行した。昨夜、People's Union for Civil Liberties のヨゲシュ・カマダールはアザード・マイダン広場で、ハンガーストライキを行うチベット人と、彼らの中国から自由を求める闘いを支持し、 4つの NGO を代表し、共同声明を発表した。

4つのNGO:

  • Indian Liberal Group
  • Sarvodaya Movement
  • Citizens For Democracy
  • People's Union for Civil Liberties

また、水曜日の午前に、朱鎔基首相と代表団が、南ムンバイのプリンス・オブ・ウェールズ博物館を訪問する途中、ほかのチベット団体が、シャハンギール美術館近くのカラゴダで抗議デモを行った。ここでは、地面に横たわる者や、プリンス・オブ・ウェールズ博物館の門を目掛けて走るチベット女性の姿が見られた。この女性たちは、門にたどり着くまでに捕らえられることはなかった。ムンバイ警察は、抗議デモを行う女性が多数いるとは考えていなかったので、女性警察官の応援を急いで頼まなければならなくなった。フレンズ・オブ・チベット (インド) の設立者 / 代表者であるセトゥ・ダスは、チベット活動家が逮捕される可能性について、「逮捕されたとしても困難に打ち勝つ用意はできていると確信している」と述べた。

※テンジン・ツゥンドゥ氏は数時間後に釈放されました。

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