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チベット尼僧が刑務所で死亡

2001年2月27日
チベット人権民主センター

2月5日ダプチ刑務所にて、10年の刑期終了まであと1年を残すばかりだった28才のチベット人尼層ンガワン・ロシェ(以下ロシェ)が死亡した。彼女は、1992年5月14日、ラサで平和的なデモに参加したため、同じくニェン尼僧院に所属する5人の尼僧と共に逮捕された。彼女らは「反革命的活動と宣伝活動の扇動」の容疑をかけられ、当時19才のロシェは禁固5年の判決を言い渡された。判決前の7ヵ月間、ロシェら尼僧はグツァ刑務所で残酷な尋問と非人道的な待遇にさらされた。この尼僧らのうち、2人は1998年に釈放されたとみられるが、3人は現在もダプチ刑務所で衰弱している。

1993年6月ダプチ刑務所にて、ロシェほか13人の尼僧は密かに持ちこまれたテープ・レコーダーに、家族や友人に向けた歌やメッセージを録音していた。刑務所当局はこの秘密の活動を発見し、尼僧らの刑期を追加した。ロシェの刑期は更に五年延長され、刑期は合計10年となった。

死の2週間前の2001年1月、刑務所の職員らは刑務所を訪れた家族にロシェとの面会を許さなかった。

ロシェは、2月5日に刑務所の職員らによってダプチ刑務所近くの警察病院に移送され、その直後に死亡した。同日、ロシェの親族らに、彼女は具合が良くないため病院に収容されたという旨の報告が入った。親族らは病院に到着すると、ロシェの遺体を見せられ、死因を知らされることはなかった。

昨年亡命を果たした同胞の尼僧受刑者らは、「事故でもなければ、ロシェが突然亡くなるとは考えられない。刑務所での彼女は既往症もない健康な女性だった」と話した。

また、チベット人権民主センターのロプサン・ニャンダック所長は、「ロシェの突然死は非常に不審。親族との面会を妨げ、最後まで治療を受けさせなかったことは、チベット人政治犯に対する中国当局の計画的な暴行を示している」との見解を述べた。「我々の元には、チベットにおける政治犯の早すぎる死についての情報が絶え間なく届いている。国連拷問禁止条約の署名国であるはずの中国は、規定の遵守を完全に怠っており、中国がこの条約に批准して以来、現在までに72人のチベット人政治犯が、拷問の直接の結果として死亡している」

ロシェは、ラサ地方にあるニェン尼僧院に所属していた。

チベット各地の中国の刑務所に拘留されていることが確認されている451人のチベット人政治犯のうち、約200人がダプチ刑務所に拘留されており、その中には29人の尼僧を含む32人の女性政治犯が含まれている。

報告によると1987年以来、13人の尼僧が拘留中あるいは釈放後まもなく、刑務所内での拷問のために死亡している。

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